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やっぱりそっくり ページ15

.








コンコンッ




佳「はーい」




「失礼します。」





新婦の部屋をノックしたら

Aよりちょっと高い声が聞こえる




そしてドアノブを持ち
ドアを開ける




「この度はご結婚おめでとうございます」




カチコチで入った新婦の部屋

下を向いているから
佳奈ちゃんがどんな顔をしているかわからない




佳「なーんだ。広臣くんか




顔上げて?」




と言われたのでゆっくりと顔を上げ佳奈ちゃんの姿を見る





「っ」




佳奈ちゃんの姿はとてもAに似ていた

佳奈ちゃんは今鏡と向かい合いながら
俺と喋っている




佳「この化粧、剛典好みかな?」





「いいじゃん。岩ちゃんはどんな佳奈ちゃんでも好むと思うよ」





佳「ふふっ、ありがと」






「っ!」





この会話を聞いて俺は昔のAの会話を思い出した





【広臣ー!ちょっと来てー!】




【なんだよ】




【この化粧、広臣の好み??】




【ふっ、俺はどんなお前でも好きだよ】




【ふふっ、ありがと】




初めてのデートの時

こんな会話をしたなって今思い出して
頬が緩む




佳「あのね、これ、お姉ちゃんの日記」




頬が緩みまくっていた所

佳奈ちゃんは俺の前に立って
スッと出してきたAの字で



【日記】



と綺麗に書かれたものがあった





佳「お姉ちゃん以外に恋人作らないでほしい。

もし新しい好きな人ができたら
この日記を見てほしい。

これを見たらどんだけお姉ちゃんが
広臣くんの事を好きだったかわかるから」





「でも、」




佳「お姉ちゃんは、新しい人作って欲しいって思ってても

私は作って欲しくない。

何故なら広臣くんとお姉ちゃんはずっと繋がってるはずだから

その広臣くんの小指から繋がってる赤い糸は

絶対にお姉ちゃんの小指に付いているはずだから」





俺の目をしっかりと見て
言ってきた佳奈ちゃん


あー姉妹は似てるってこういう事を言うんだな

だって、Aも
本当に思ってることは
ちゃんと目を見て
話してくれる





「わかった。


俺はずっと一生、Aのことを思っているよ」




佳「ふふっ、お姉ちゃんも喜ぶね。



あ、この日記は家に帰って見てね?」





と日記を受け取り

新婦の部屋を出た





.

家族への謝罪→←作者



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北人大好き - 初めまして!このお話すごく泣けましたwこれからもがんばってください! (2019年8月3日 15時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
ダッグ(プロフ) - 三代目love隆臣さん» 明日パスワードを外します。 (2018年3月14日 1時) (レス) id: 58b6059611 (このIDを非表示/違反報告)
三代目love隆臣 - 空に住むのパスワード教えてください。 (2018年3月14日 1時) (レス) id: 60c26a8599 (このIDを非表示/違反報告)
ダッグ(プロフ) - 三代目love隆臣さん» コメント返事遅くなってすいません!わかりましたっ! (2018年3月13日 3時) (レス) id: 58b6059611 (このIDを非表示/違反報告)
三代目love隆臣 - やっぱり天国からのメール良かったです。涙が止まりませんでした。次はまた臣くんメインの空に住むの小説がいいです。 (2018年1月10日 18時) (レス) id: 60c26a8599 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タカノリ ダッグ | 作成日時:2017年1月4日 11時

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