天国からのメール

来るはずのないLINE ページ11

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あの事故から早半年がたつ




葬式も終わり




俺の部屋にはAの骨






そしてクローゼットの中には


Aとのペアルックの服




Aの服



がある







「なぁ、元気にしているか？」







俺はいつも夜になれば

夜空を見上げAに声をかける







「俺は元気だよ。




でもね、お前の事が頭から離れないんだっ





馬鹿だよな。俺がわりぃのに」






返事も返ってこないのに

永遠と話し続ける俺





「岩ちゃんはな、新しい彼女が出来たんだ。





お前の事がずっと好きだったのによ。




だから俺も進みたいって思うけど




お前と全部比べてしまう。



お前に注ぐ愛を超える人はいない」






今日あった事や



Aとの思い出を話す






周りから見れば痛々しい光景かもしれないが





俺はこの時間が1日の楽しみなんだ








ピコン






そんな時に鳴った携帯



邪魔が入ってイラってするけど


携帯を開くと







「え、A...？」






来るはずのないアイツからのLINE


俺はLINEのロックを外し




Aとのトークを開く






...






「っ...」





読んでいると涙が溢れて

中々読めない





誰が送ったんだろう。







あー、もうほんとダメだな...







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私のDarlingへ♡




元気にしてますか？

私は元気にしています。




広臣、毎日私に話しかけてくれるね




広臣の話とても面白いから
聞き飽きないんだ。




それでね
天国では

広臣にそっくりな人がいたの





でも性格は真反対




ガサツだし、すぐ私を怒らせるんだ





とても嫌な人なんだけどね



広臣のこと知ってるんだ。






それはなぜかって？？




その人は広臣のおじいちゃんだよ。





まぁその話は置いといてね





広臣は今恋してますか？



私を忘れられてますか？





広臣はずっと私のことを引きずるんだろうな





私って幸せ者だね！





私もずっと天国から広臣の事思ってるよ





だけど、広臣には私の事を忘れて



新しい道に進んでほしいんだ



私は生きてたら嫌だよ？



でも私生きてないし、




広臣のそばにいれない。




天国でもね、生まれ変われる道とね




生まれ変わらず神様の弟子になる道があるの




私は生まれ変わる道を選んだよ




だからこの手紙を送れるの




最後にね





私を愛してくれてありがとう。





愛してるよ。広臣





広臣のhoneyより♡



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