＊ ページ13
「すみません、Aの病室はどこですか？」
近くに居た看護師に聞いてみる。
でも、中々返答が無い。
「Aさんは……」
辞めて、それ以上言わないで。
聞きたいはずなのに、僕は心の奥で何故かそう願った。
「先日……」
辞めて、お願い。もうそれ以上……
「亡くなりました……」
え……？
「う……そ……」
嫌だ……嫌だよ……
まだ、話したいこと沢山あるのに……
告白も、まだなのに……
「あなた方、もしかして……そらるさんとまふまふさんですか？」
「そう、ですけど……」
僕より少しだけ落ち着いてるそらるさんが看護師と会話をする。
「Aさんから、これをあなた方に渡してほしいと……」
「手紙……？」
看護師から渡されたのは、可愛らしい封筒に包まれた手紙だった。
そらるさんから手紙を取り、中を見る。
【そらる君、まふ君へ。
2人が手紙を読んでる頃は、多分私は死んでいます。
私は、元々1年も生きられない体だったんです。
黙っていてごめんなさい。
でも、2人と話せて幸せだった。
今まで退屈だった毎日が、初めて楽しいと思えました。
ありがとう｡】
「Aっ……」
涙がどんどん溢れてくる。
＊
＊
＊
＊
＊
A……居なくなるなんて許さない｡
繰り返して
繰り返して繰り返して
でもさ、でも……あと何回
君を忘れれば終わるの？
このくだらない茶番の後に
願わくば僕の側で
君の永遠が続きますように＿＿＿
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カシオペア(プロフ) - クロクロさん» ありがとうございます。しかし、これは完結した募集企画なので…。申し訳ありません。また挑戦しようと思っていますので、その時はよろしくお願いします！ (2017年10月14日 14時) (
レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
クロクロ - 私、この作品大好きです！！！更新頑張ってください！！！逆立ちして待ってるんで！！！ (2017年10月14日 13時) (レス) id: a752c4b181 (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア(プロフ) - ゆきんこさん» ありがとうございます。お楽しみいただけたのなら、幸いです。 (2017年10月12日 21時) (レス) id: f336227406 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - すごい面白かったです…！！次も楽しみに正座してまっときま((( (2017年10月12日 17時) (レス) id: c934708cbf (このIDを非表示/違反報告)
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