五話目です ページ7
月島side
『見して』
突き指した手を差し出すと、壊れ物を扱う様に優しく触ってきたAさん
触り方、優し過ぎるっ……!←
次の瞬間、僕の指先にAさんの熱い吐息がかかる
「(…熱いっ、…)」
思わず身体がビクッと跳ねた
「(しまった)」
その瞬間、Aさんは驚いた様に目を丸くさせながら顔を上げてきた
『…ごめん』
少し顔を歪めながらパッと手を離したAさん
勘違い、させた…?
『嫌だったら、遠慮せず言って』
「い、嫌じゃありません、さっきはちょっと驚いて…」
僕は何をこんなに必死になってるんだ
柄じゃない、…柄じゃなさ過ぎる
『そう、なら良かった』
安心しきった笑顔を僕に向ける
濃紺色の髪がユラリと揺れ、綺麗な黄色の瞳が柔らかく細くなり
その姿に惹き込まれた
『蛍君…?』
"泣かないで、ほら…男の子でしょう?"
昔、兄ちゃんと同じくらい好きだったあの人の声が聞こえた
男性のわりには少し高い声で…優しくて、安心出来た声
「Aさん、…って僕と前に会ったことありませんか」
『……ない、かな…?』
そう撫でてくれる手のひら、覚えてる
『ほら、立ち上がって』
テーピングなどを戻す為動いたAさんの姿を眺めていた
やっぱり、あの人は…Aさんだ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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翳鉈孝俟(プロフ) - ユウさん» レス遅れてすいません! ありがとうございます!!更新の方も精一杯頑張りますのでよろしくお願いします! (2016年10月25日 21時) (レス) id: 0928ce0b55 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年10月14日 1時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翳鉈孝俟 x他4人 | 作成日時:2016年10月13日 19時