第三十六話 ページ39
今から話すことは轟さん達にとっては、
とても小さなことかも知れない。それでも
俺にとっては重要なことだった。
「・・・今のヒーローの殆どはお金と名誉
を求める人達ばかりです。」
「！」
「ヒーローだから、街を壊しても構わない。
そんな、思考回路ばかりのヒーローを俺は
見てきました・・・。」
ヴィランに入ってヒーローの汚さを知った。
ヒーローはヴィランと似ていた。
自分のために動く。まさにそれだった。
「そんなこと！！！」
「あるんです。出久さん達は見た事がない
から言えるんです・・・。」
ステインがヒーロー殺しをするのも納得が
いっていた。
「俺はそんなヒーローしか見たことがない。
だから、俺はヒーローになりたくない。」
「俺は絶望したんです。ヒーローという肩書
きばかりを求めるヒーローに。」
ヴィランに入ってから思うことは一つ。なん
でヒーローに助けを求めるのか。
ヒーローは相性が悪いからと言って動かない
オールマイトが来るまで動かない。
そんなヒーローにただ絶望した。小さい頃に
ヒーローに憧れた自分が馬鹿みたいに感じた
「だから、出久さん達がヒーローになるのは
別にどうでもいいです。」
「でも、ヒーローになった瞬間に、俺は出久
さん達の敵として潰します。」
少し話しすぎただろうか・・・。いくら怪我
をしているプロヒーローでも多少は回復して
いるだろう。ステインのことは諦めよう。
早くここから逃げることを優先しないと。
『絶望』
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村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (
レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました！面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です！これからも頑張ってください！ (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村人A | 作成日時：2018年6月17日 23時
