第三十五話 ページ38
狭い路地裏に、四体一の状態。しかし
全員怪我をしているため、勝てないわけ
ではない。ステインがいなければ。
ステインを盾に使われたら戦いにくい。
まぁ、ヒーローがそんなことするはずない
と思うけど・・・。
「ヒーロー殺しは警察に渡す。」
轟さんは縛ったステインを横目で少し見て
俺の方を向いてそう言った。
「その人、必要なんですよ・・・。だから
返してくれませんか・・・？」
あくまで戦わないように、穏便に済むように
ここで俺まで捕まったら危ない。
「君は！そいつが何をしたのか知らない
のか！！！」
「知ってますよ。だからこそ、必要なんです
ヴィラン連合には・・・。」
知らなかったら誘ってないですし・・・。
そもそも、ヒーローを誘う馬鹿はいません。
ヴィランだからこそ誘う。
「・・・コウちゃんは。」
「なんでしょう。」
「コウちゃんは、なんで、ヴィランに入った
の・・・？あんなにヒーローに憧れてたじゃ
ないか・・・。」
出久は絶対聞くと思ってた。だから、会いた
くなかった。でも、いいや。ちょうど、出久
には聞きたいこともあった。
「そうですね・・・まず、入ったわけでは
ないですよ。入らされたんです。」
「っ！なら！！」
「今は自分の意思でここにいます。」
最初は嫌だった。でもさ、出久さんは見た事
無いかもしれないけど。本当のヒーローって
いうものは数える程度しかいない。
あとは、全部・・・ステインがいう偽物。
『意思』
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村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (
レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました！面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です！これからも頑張ってください！ (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村人A | 作成日時：2018年6月17日 23時
