第十五話 ページ18
今年の司会はミッドナイトらしい。
周りの男達は鼻の下を伸ばしていた。
初めの選手宣誓で出てきたのは兄さん。
選手宣誓って確か入試一位の人がするもの
だって聞いたことあるな・・・。
まさか、一位が兄さんだとは。
「せんせー・・・俺が一位になる。」
堂々と言った兄さんに周りは批判した。
「・・・でも、流石兄さん。」
一位になれるかって断言しろと言われたら
人は必ず断言は出来ない。でも、兄さんは
それをした。
選手宣誓も終わり、すぐに第一種目をする
そうだ。今年は何になるんだろう。
「運命の第一種目！」
「種目は・・・障害物競走！」
個性ありの障害物競走。もちろん邪魔をして
も許される。コースさえ外れなければ。
・・・入り口ってあんなに狭いんだな。
生徒同士が押し合うのがここからでも分かる
なるほど。入り口から勝負の始まりか。
「START！」
ミッドナイトの掛け声と同時に走り出す生徒
だけど、生徒達を冷気が包んだ。
「轟さんか・・・。」
一番に出てきたのは轟さん。その証拠に地面
は氷一面になっていた。
しかも、生徒の殆どの足元は凍っていた。
「・・・でも、そう簡単に全員捕まるわけが
ないもんな。」
Ａ組の何人かは予測していたのか、個性で
上手く回避して前に進んだ。
「それだけ個性を使いこなせるってわけか。
・・・一応死柄木さんに報告しとこう。」
メモしながらモニターを見る。この体育祭で
俺達がどれだけ有利になるかは俺の仕事次第
次は勝ってみせる。だから、個性を使って。
俺達が確実に勝つために・・・。
『競走』
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村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (
レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました！面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です！これからも頑張ってください！ (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村人A | 作成日時：2018年6月17日 23時
