｢出ていけ｣って言ったら本当に出ていった【五条悟】

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五条side




車に乗り込み、俺は助手席へ座る。


すると、Aは不思議そうな顔をした。
何だよと聞くと



『いや、他の人家政婦さんに悟様は車に乗る時は必ず後部座席に座られるから、汚さないようにと言われたんですが....嘘だったんでしょうか』



五｢......｣



少し、顔が赤くなるのを感じた。

確かにそうだ。他の奴が運転するときは後部座席に座る。


.....何で俺は今助手席に座った？




恥ずかしくなり、助手席から降りようとしたら


『え、後ろ座っちゃうんですか？私は悟様とお話したいから横の方がいいなー....なんて....』



なんて言ってきたから、俺は開いていたドアを勢いよく閉じた。


五｢仕方ねえなーお前がそこまで言うなら隣に座ってあげるよ｣


『ありがとうございます。悟様は優しいですね』


五｢そ！俺優しいから〜｣




よし、俺がここに座ってるのは優しい俺がAの要望に答えてやったからで


決して俺が座りたかったからじゃない。

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