のんびり屋ちゃん Ⅲ【テニスの王子様】 (ページ8)

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８６「挑発」ページ8

小鳥遊side

「え？赤也が拗ねて部屋から出てこない？」

慌てて走ってきた立海部員から聞いたのは赤也が拗ねて部屋から出てこないという話。

リョーマと桃城くんに笑われて引きこもったみたいだ。

…まあ確かに私も最初見た時笑いを我慢してたから人の事言えない。

そのまま弦一郎と柳生くんとそのままの服で慌てて来た。

ﾊﾞﾝｯｯ！！

柳生くんが勢いよく赤也がいるであろう部屋がある部屋の扉を開けた。

柳生「切原くんが籠城しているというのは本当ですか！！」

真田「赤也！！1度やると決めたことを途中で投げ出すとは何事だ！立海大テニス部の誇りはどこに行った、たるんどるにも程がある！」

赤也「…いくら真田副部長に言われたってこればっかりは譲れませんからね！！」

真田「なんだと？これ以上わがまま言うなら鉄拳くらわすぞ！」

そんな弦一郎に私はため息をつく。

「弦一郎、それじゃ逆効果だよ…」

丸井「ってA、お前なんて格好してんだ！？」

「気づいてしまったか…」

仁王「そりゃ気づくぜよ、それにしてもメイド服なんてよく着たのぅ」

「ほぼ強制…」

赤也「え？A先輩のメイド服？…いやいや、見たいけど行かないっすからね！」

またまた駄々をこねだした赤也。

その時リョーマが言った。

越前「それって、ただ単に逃げてるだけじゃないの？」

桃城「うぎゃぁあ越前！」

赤也「…っなんだと！？」

越前「主役をやる自信がないからそうやって閉じこもってるんじゃないの？」

君達が笑ったからなんだけどって言う言葉は収めておこう。

桃城「なっ…おいおい、越前何言い出すんだよ！ぬぁあすいませんうちの越前が失礼を！」

桃城くんが謝った直後、不敵な笑みをリョーマは浮かべた。