１１６「スイーツショップ」 ページ42
壇「気をつけて帰ってくださいね！」
千石「今度は2人でデートしようね！」
「檀君も気をつけて！それじゃあまたね！」
千石「無視！？」
またね、と言ったが一体いつ会う予定があるんだか。
そんな訳で彼らと別れて、私はまた1人で歩いていた。
ちゃんと檀君が丁寧に書いた地図もくれたし、駅までは簡単に行けそうだ。
「んー…スイーツショップ…」
東京バナナ…。あるとすれば駅前か駅の中だろうか。というか大体そうか。
なら駅までは歩くだけか、と言いながらもキョロキョロ辺りを見回していると、1つの店を見つけた。
「おお…！」
なんとスイーツを扱っている店らしく、私は気がついたら中へと入っていた。
どれにしようかな、と見ていると一人の女の子が横にいる事に気がつく。
…が、少しぶつかってしまった。
「っあ、ごめんなさい…」
茶色の綺麗な髪を揺らして女の子も言う。
女の子「あ、いえ、こちらこそ…大丈夫ですか？」
「大丈夫です！……テニスラケット？」
この子、よく見たらテニスラケット持ってる。
？「テニス、やってるんですか？」
「素人ですが、それなりに…」
私がそう言うと、女の子はへえ…と声を漏らした後お話しませんかと誘ってくれた。
こんな可愛い子に頼まれたら、断るなんて選択ないよね。千石くんの気持ちが分かったよ。
…私に至ってはからかってるんだろうけど。
✼
「…不動峰、」
杏「はい！私そこの学校なんですよ！Aさんはどこですか？」
杏、と名乗った女の子はニコッと笑いながら自身の学校を教えてくれた。
「立海大附属中学校…って知ってるかな？」
杏「えっ立海！！神奈川の！王者って呼ばれてるところですよね！」
「うん、私マネージャーなんだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 211人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガブちゃん | 作成日時：2018年5月22日 22時
