のんびり屋ちゃん Ⅲ【テニスの王子様】 (ページ41)

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１１５「山吹」ページ41

？「ちょっとちょっと！探したよ亜久津！！どこいって…って何この女の子！可愛いじゃん！」

…随分とチャラい男だけど、壇くんが落ち着いてるからきっと良い人だ。…きっと。

亜久津「うるせぇ。黙ってろ」

？「こんなチャンス滅多に無いって！ラッキー！ねえねえ、名前教えてよ」

「んと…」

まあ、助けてもらったしいいかな…。制服的に山吹っぽいし。

「小鳥遊A、です」

？「Aちゃんか！俺は千石清純！よろしくね」

「ん、よろしくお願いします。千石くん」

檀「千石先輩とも仲良くなれて良かったです！」

にこやかに言う檀君。これ仲良くなったって言うの？

亜久津「おい太一、“とも”ってどういう事だ」

檀「え？亜久津先輩の事で…」

…いつ仲良くなったというのか。でもこーゆうタイプは強制的に話せばいいと思うのだ。

「亜久津、くん…じゃ可笑しいな。呼び捨てでいいですか？中3ですよね？」

亜久津「話しかけてくんじゃねえ」

「わかった！よろしくね亜久津」

亜久津「話聞いてねぇだろ……俺はもう行く」

亜久津はまた鼻を鳴らすとどこかへ行ってしまった。

「…ほっといていいの？」

千石「大丈夫大丈夫、それが亜久津だから」

慣れてる様子の千石くん。

…そういえば…

「千石くんもテニス部なの？」

千石「うん！そうだよ。」

壇「Aさんは立海から来たんですよ！」

千石「立海！？そりゃまた凄いとこから…って事は神奈川から来たのかな？」

「正解。神奈川から来た。…もう用事も終わったし、帰ろうと思ってたけど」

千石「ありゃ、もう帰っちゃうのか…。」

自分へのお土産になんか買ったら帰ろうかなぁ。

ほら、東京バナナとか。