８２「執事喫茶」 ページ4
「材料が足りない…？」
当日、海原祭。
賑わい騒ぎ合うこの祭りの中、1つのアクシデントが起きていた。
丸井「おう。人気すぎて材料が足りなくなっちまって…。買い出しに行かねぇと…」
仁王「俺達や一部の奴らも買い出し。お前さんは他クラスの手伝いメンバーじゃ」
手伝いメンバー…？
丸井「お前がいない間にくじ引きで決まってな。」
そう言ってピラピラとくじを３枚揺らすブン太。
赤いくじが２枚、真っ白なくじが１枚ある。
仁王「真田と柳生のクラスナリ」
へえ、弦一郎と柳生くんのクラスか。
「…あれ？執事喫茶じゃなかった？」
丸井「まぁその…その事は俺達もよく知らねぇんだ。とりあえず頑張れよ！」
「ん？うん…」
そう言って行ってしまった仁王とブン太。
執事喫茶で私に何をしろと…。
✼
no-side
丁度丸井、仁王達が買い出しに出かけた直後越前と桃城は真田の招待により立海に来ていた。
桃城「うっひゃー…！すげえ盛り上がってんなぁ海原祭！たこ焼きに焼きそばにじゃがバター！」
桃城「あっいや、その前にキンと冷えたラムネでもいっとくか！なぁ越前、お前どれにするか？」
桃城の呼びかけに越前は無表情に答えた。
越前「…別に、どれでもいいっす」
その返しに桃城は吠える。
桃城「お前さぁ！ここまで来て何ぶーたれてんだよ！祭りだぜ！？パーっと楽しまないと損だろ！」
越前「桃先輩が無理やり連れてきたんじゃないすか！」
桃城が手を腰に当て、前のめりに言う。
桃城「なーに言ってんだよ！真田さんが態々俺達に招待状送ってくれたんだぞ！？
桃城「お、俺だって用事あったけど都合つけてきたんじゃねえかよ！」
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作者名：ガブちゃん | 作成日時：2018年5月22日 22時
