１００「笑顔」 ページ22
白石「やっぱりか…、まぁとりあえず探しもん見つかったみたいやし、いいか」
小春さん？が私を1目見ると急に泣き止んだ。
小春「その子のだったん…？」
「ご、ごめんなさい」
申し訳ないと思い眉を下げた。
小春「かっ可愛いなあ！！」
「！？」
小春さんは両手を胸の前で組むと、頬を赤く染めて私を見つめた。
その様子にハチマキの人が驚きながら言う。
？「こ、小春！！浮気か！？」
う、浮気…？よくわかんないけどこの人の彼女の設定？私が取っちゃったのか？
白石「A、困惑せんでも大丈夫やで。このふたりはお笑いコンビなんや」
「お笑い…コンビ？」
小春「そうや！Aちゃん言うたな？このお笑いコンビでAちゃんを爆笑させたるわ！」
？「お！いいなそれ！勿論財前もやで！」
財前？「は？なんで俺まで…」
めんどくさそうに眉をしかめる財前くんとやら。
この男の子、私と同類かもしれない。
白石「笑わせる前に軽く自己紹介でもしといたらどうや？」
小春「それもそやったな！金色小春や！よろしゅう！」
ユウジ「一氏ユウジや」
財前「財前光言います、…ま、よろしくお願いしますわ」
「中学３年小鳥遊Aです、よろしくお願いしますね。あ、テニスボール見つけてくれてありがとうございます」
感謝の意味を込めて笑ってみた。まあ、コミュニケーションは合宿後に上手く扱える様になったんだ(多分)
小春「いやぁあん可愛いｯｯ！！」
ユウジ「俺には小春がいる…俺には小春が…っ」
財前「…っ」
白石「その笑顔知らんおじさんに見せるんやないで…？」
「？わかった」
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作者名：ガブちゃん | 作成日時：2018年5月22日 22時
