６５「重り」 ページ36
“始め！”
そんな声が聞こえて、私は皆が固まっている所の比較的後ろ側へ下がって走りだした。
やっぱり体格的な差もあるし、皆は５０周だけど私は２５周の半分にした。
これで筋肉痛になると思うけど、きっとなんとかなるよね。と、自己完結しておこうか。
今後ろ側にいるのは河村さんとか乾くんとか、向日くんとか、まぁ、沢山いる。
早すぎる訳でもないし、このままペースを保とうかな。
３週目くらいで、向日くんが私の横に並走してきた。
向日「A、女子はもうこの辺で少し遅くなると思ってたけど中々速いんだな！」
まだ喋る余裕があるくらい彼は大丈夫みたい。まあ、男子にとっては当たり前なのかな。
「…私を基準にするなら確かにこの辺で皆ペースダウンするかもね」
向日「俺さ、ムーンサルトとかして体力すぐ使っちまうから…。はあ、早く体力増やさないとな」
ムーンサルト…あの、はねてるやつかあ。
なんか少しだけ見た気がするけど、あれは凄かった。
「向日くん、肺を足せばいいんじゃない？……ジャッカルの」
ちょっとブン太の真似をしてみた。
すると地獄耳なのか少し前の方から叫び声。
ジャッカル「っておい、俺かよ！！」
私が向日くんの方を見ると、彼は笑って、元気に「おう」と言った。
✼
しばらくしたけれど皆はまだ固まっていて、ふと前の人を見ると、ある事に気づいた。
「……不二くんの足についてるやつ…何だろ」
よく見ると青学、みんなつけてる。
聞いていたのか不二くんは態々空いていた私の左側に並走し、言った。
不二「重りだよ」
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姫乃 - ピーチキャッスル君wwツボりましたｗｗ面白かったです！ (2019年5月15日 19時) (
レス) id: c94e9ef2b6 (このIDを非表示/違反報告)
ガブちゃん - さとふぁむさん» コメントありがとうございます…ッ！全部読んでいただきとても嬉しいです、私もテニプリ大好きなのでこれからも頑張りたいと思います！是非是非一緒に楽しんでくれると嬉しいです！ (2018年5月8日 0時) (レス) id: 497645a1bd (このIDを非表示/違反報告)
さとふぁむ(プロフ) - 初コメ失礼します！今日初めて読ませていただきました！私もテニプリ大好きなので、思わず全部読んでしまいました（笑）これからもまた読みに行きます。頑張って下さい！ (2018年5月7日 23時) (レス) id: 73b71405cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガブちゃん | 作成日時：2018年4月29日 9時
