穢れと兄さん ページ23
結闇side
柱の屋敷で眠るのはとても心地が良くて目覚めがとっても良い。
一生これでいい←
「結闇?起きてるか?起きてるなら来てくれ!」
伊黒さんが呼んでる。
理由は分からないけど、私は向かった。
『おはようございます!伊黒さん!』
「嗚呼。おはよう。」
『何故、私は呼ばれたのですか?』
「話がしたかったからだ…ダメか?」
『嬉しいです!沢山話しましょう!』
「結闇は、何が好きなんだ?」
何がすき………
『みたらし団子と、お萩と…鎹九官鳥の和です。
それから……兄が好きでした。
伊黒さんの様な人でした。』
「そうか。
ん!?!?俺の様な兄が…?
すまない…辛い話に持って行く気は無かったんだ…」
ほら、そういうところ。
『大丈夫です。兄は…とっても不器用で…優しくて…一途な人でした。』
「そうなのか……」
『そうだ!これから"兄さん"って呼んで良いですか?』
「は??」
『やっぱり駄目ですか……』
「いや、構わない」
『ホントですか!?』
「あっえ…俺は……なんて事を…」
『やっぱり私に呼ばれるのは嫌ですか…?』
「いや、違う。そうじゃない…
……俺には穢れた血が流れている……だk…」
穢れた血…??
でも、わたしにもッッッッ!
『そんなの関係ありません!私にだって流れてます。
それに、伊黒さんには今まで救ってきた人や、鬼殺隊の皆さんが居ます!!
そんなの気にしないでください!!』
「()」
しまった……私は伊黒さんを泣かせてしまった…
『ごめんなさい…でも…』
「いや……ありがとう。分かった。もう何も言うな…」
傷つけてしまった…?
でも、"ありがとう"って…
どうしたらいいか分からないから、私は席を立ち伊黒さんの元へ行き
ギュッと抱きしめた
『傷つけてしまったのならごめんなさい…
もしも、伊黒さんが何かを抱えているのなら頼りないかも知れない。
でも…でも…っ私も一緒に抱えます。一緒に戦います。
だから、泣かないでください…』
「す………ま……ない……」
『……私を妹にしてください……』
「嗚呼。分かった。結闇は…Aは、俺の大切な妹だ。。。」
『ありがとうございます!兄さん…!!』
『それじゃあ行ってきます!』
「ああ、気をつけろ。」
朝ご飯は食べずに出た。
2人ともお腹は空いてなかったから。
兄さん…置いてかないでね…?
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結梅(プロフ) - 通りすがりの村人Aさん» ありがとうございます! (2020年11月24日 21時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの村人A - すごく素敵な話ですね!これからも読ませて頂きます★ (2020年11月24日 18時) (レス) id: 43feca9756 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - 結梅さん» 結梅は…もう…最高! (2020年5月20日 15時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
結梅(プロフ) - なな*さん» 謝らないで!!嬉しかったから!!面白い!?ありがとう!ななの作品も最高だよ!! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - なんか、急な物語の感想なんだけど…やっぱり、結梅の物語めっちゃ面白いよね!!最高! (2020年5月20日 10時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結梅 x他1人 | 作成日時:2020年5月18日 22時