結ノ呼吸の結柱

岩柱邸 ページ19

結闇side


次は…………あ！やたらと、南無南無言ってた……


ひめじまさんの屋敷にしよう。

『和、岩柱邸……まで、頼めるかな？』


「了解ヨ！！」


『毎回ごめんね。』

「大丈夫！ダカラ、気ニシナイデ」


そっか……

私、九官鳥……和にまで気を遣わせてしまってるのか……。

私は、本当にダメだなぁ。






「コノ山ノ奥ニアル屋敷ニ岩柱ハ住ンデルワ！」


『この…山の奥……凄いのね、ひめじまさん』


「私モ一緒ニ行クワ！1人ジャナイ…！」


『えっ…？』


「私ハ、イツデモAノ側ニイル。1人ニシナイ」

あぁ……ホントにダメだ。

『ありがと。私も和を1人にしないわ。大切な家族だもの。』



数十分


「着イタ！！」

『やっと着いたのね！ひめじまさーん！！いらっしゃいますか！？？』


「私ハモウ行クネ！又、向カエニ来ルカラ！」


『うん！』


返事が返ってこない。。。

居ないのかしら……？


まあ、いい。屋敷の周りを見てまわろう。



…………………

誰か…いる？

数分して、滝のある場所に着いた。


恐るおそる近づくとひめじまさんだった。



『すいませーん！！！』


「？？

嗚呼。済まない。全く気がつかなかった」


『大丈夫です。こちらこそ、急にお邪魔して申し訳ないです！』


「気にするな。」


『滝行ですか？』


「鍛錬だ」


『なるほど！私もやります！』


「着替えて来るといい。屋敷入ってすぐ右の部屋に濡れても大丈夫な服がある。」


『ありがとうございます！！』

鍛錬→←おむらいす

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す