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結闇side

美味しい……

街に来て夕飯の買い出しを済ませた私たちはカツ丼屋さんに来た。

やっぱり専門(?)にしてる店は美味しい…。

「____さん!」

「結闇少女!」

『はい!』

まずい事をしただろうか…。

そう考えていると、煉獄さんが険しくしていた目をふっと細め、優しい目つきになると

「どうしてそんなに泣いている?」

と聞いた……。

『えっ…??』

嘘……私泣いてる……?

慌てて着ていた着物で目元を拭い、下を向くと涙でシミが出来ていた。

千寿郎くんが心配そうに見つめてる。

煉獄さんは心底不思議そうに見ている。

『すいません。美味しくて…』

適当に理由をつけた。


「そうか!口に合ったのなら良かった!」

煉獄さんは特に不審がる様子もなく私の言ったことを信じた。

美味しかったのは確かだから、嘘にはなってない筈。

「此処は、変わらず美味しかったですね、兄上!」

「そうだな!」

『また、来よう…』

「ありがとうございましたー!」








「甘味は食べられるだろうか…」

『持ち帰って食べるというのはどうですか?その頃には時間も丁度いいと思います…』


「そうですね。兄上や、Aさんは鍛錬もありますし…休憩の時の菓子にしましょう…!」


「その考えはいいな!好きな物を買うといい!」


そう言われた。でも、私は甘味をあまり知らない。

全て気になってしまう。だから、みたらし団子…?とやらをお願いした。

『すいません…色々ありがとうございます!』

お礼を言うと煉獄さんは太陽のように笑い

「気にするな!」

と一言いっただけだった。


それからも、時間が流れるのは早くて鍛錬も、もう休憩の時間になった。

「お茶です」

『ありがとう。千寿郎くん。』

「ありがとう、千寿郎!」


『ん〜!!うま!!』

初めて食べた…!


「結闇少女は、そのように笑うのだな!」

『え!?』

「とても、綺麗です」

「笑顔が素敵だ!よもや!」


『ありがとう…ございます!

あっ!あと、結闇少女って…私はそんなに少女に見えますか?』

「…歳は…15〜17辺りに見える!俺からすれば、少女だ!」

『そうなんですね…!でも、少女は少し恥ずかしいです…』

「そうか!じゃあ、Aはどうだ?」

『…はい!大丈夫です!』


「実際は何歳なんですか?」

『ぶっ』

「すっすいません…女性の方にそんな事を聞くなんて…」

『いいよ、気にしないで。次で15歳よ』

「大人びて見えます!」

『ありがとう』

優しい→←煉獄家



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作品ジャンル:アニメ
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結梅(プロフ) - 通りすがりの村人Aさん» ありがとうございます! (2020年11月24日 21時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの村人A - すごく素敵な話ですね!これからも読ませて頂きます★ (2020年11月24日 18時) (レス) id: 43feca9756 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - 結梅さん» 結梅は…もう…最高! (2020年5月20日 15時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
結梅(プロフ) - なな*さん» 謝らないで!!嬉しかったから!!面白い!?ありがとう!ななの作品も最高だよ!! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - なんか、急な物語の感想なんだけど…やっぱり、結梅の物語めっちゃ面白いよね!!最高! (2020年5月20日 10時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結梅 x他1人 | 作成日時:2020年5月18日 22時

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