姉であり続ける笑柱

鬼 ページ32

Aside


私は、日の下をぬくぬく歩きたかったが、焼け死ぬと怖いので、血鬼術を使う。


あ！鴉に連絡してもらって、柱合会議を開いてもらってるの。

炭治郎たちも呼んでもらった。


そろそろ行こう…


血鬼術 睡蓮香(すいれんか)


お「Aだね？」


『はい。首を斬ってください！』


し「考え直してくれませんか？」


『だって、ここは鬼殺隊。鬼を狩るのが仕事でしょ？それを、私が柱で、人を食ってないからって見逃していいの？』


炭「人を食ってないなら！！ねずこと同じじゃないですか！！」


善「音は人の頃とあまり変わらないし…」


『人を食ってなくても鬼は、滅するべきだと私は思う。ねずこちゃんは、特別に上手くいったかもしれない。でも、私は今後どうなるか分からないのよ？

音だって、私が偽ってたら？

ここで、皆さんをころすことも出来るかもしれないんですよ？』



鈴音「……紗凪が感謝してた…それに、謝ってもいたの。「私のせいで、ごめんなさい」って。

首を斬って欲しいなら斬るわ。Aの頼みだもの。

でも、その前に海渡と、紗凪と会って話して。

そして、思い出して。今まで過ごした日々を。

あと…忘れないで。柱が、皆が、Aを愛していて、お別れしたくないこと。」


そんなこと言われたら決心鈍っちゃうじゃん。


実弥が、腕を出した…

嫌な予感がする…



『実弥！！駄目！！


これ以上、傷を増やさないで！！』


実「…でも…ここで証明出来れば！！」


『駄目だよ。それで、私が襲ったらどうするの？

怪我して痛いの、実弥だけじゃん。』



実「姉貴。そういうところだよ！！いっつも自分のことを無下にして！！

少しは周りをみたらどうだ！！姉貴を信じてる奴らがいるんだ！！慕ってるんだ！！態度も、強さも優しさも！！


無理させてたって知って、甘えすぎた…って後悔してんだよ！！

俺の周りから、人を仲間を失いたくないんだよ！！」


『優しいのね。でも、それは時に命取りになるわ。そんな風に思ってくれてたんだね。ありがとう。鬼になっても仲間って言ってくれるんだね。そういうところ、本当に好きだよ。』


お「隠からも、沢山の手紙がきてるんだ。私からの頼みなんだけど…生きてくれないかな。

例えば…利用されてるって思えばどうかな。Aが居ないと無惨のことが全く分からない。血鬼術が無いと回復できない。
全てが終わったら好きにしていいよ」


『わかりました…』

決戦のはじまり→←無惨

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す