姉であり続ける笑柱

無惨 ページ31

Aside


お館様の指示で、柱、炭治郎たち、と私の屋敷に向かう。


紗凪…

そう。ここに居ないのは、紗凪だけ。


かなか達が来た時に、買い出しに行ってた…

そのまま、出たまんまで居て。


お願い！！！


屋敷についた。


炭「血の匂いがする…」

善「一つの音しかしない。それも、おぞましい音」

『それって…紗凪ッ！！！』


ガラガラッッッッッ！！


無惨「ほう。家主のお出ましだ」


『紗凪はッ！？』


無惨「紗凪？コイツのことか？」


無惨の横を見ると横たわっている紗凪が居た。


善「弱々しい音がする。外から聞こえなかったのは音が小さかったからだよ。でも、とっても危険な状態だ…」


『何が目的だ…』


無惨「Aの鬼化及び、秘書。」


『鬼化？？ふざけないで。鬼になんかならない！』


無惨「じゃあコイツはどうなってもいいのか？」


紗凪…


『そんな！！紗凪！！』


無惨「自分の信念か、使用人の命か。お前はどっちを選ぶ？」


『それは……もちろん、紗凪の命だ。』


行/鈴「「A？」」


『必ず、首を斬りに来て。

大丈夫。皆なら、大丈夫。

大好きだよ。』


無惨「鳴女！」


鈴「Aー！！！」


皆は、動けなかったんだ。

無惨に気圧されて。



人なんだから仕方ない。


そうだ！鬼になっても…


人を買わなければいいんだ…



血を与えられた。


無惨「血を分けてやる。そして、柱どもを倒してこい！！」


『わかりました。』



無惨のお気に入りだから、呪いが無い。


思考を読まれることもない。



このまま、産屋敷邸に！！

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