昔、の話 ページ13
私side
季節は春。だから、桜が咲いている。
私は小さい時にここを知った。その時から、私の秘密基地だ。
それは今も変わらない。
誰も知らない、私だけの場所。
ここは、今も昔も、変わらず綺麗だ。
『着いたよー!皆、お疲れ!』
カナヲ「キレー…」
カナエ「素敵な場所ね!」
蜜「ええっと……」
伊「おい!ここ、ホワホワするぞ!」
『ここに座って食べましょう。』
嫁「はい!」
玄「…」
『どう?綺麗でしょ?日々の疲れ、取れた?』
玄「///…はっ、はい。素敵です!」
実「おいィお前は、玄弥が疲れてるの知ってるのかィ?」
『なんとなく…ですけどね。感じ取れますよ。でも、本人は大して重荷だと思ってない。寧ろ、今の状態に満足してる。って所かな』
実「そうかィ…」
『これはね、私からの実弥へのプレゼントでもあるの!
あの日、何も聞かずに私達を前に進ませてくれたでしょ?だから』
実「ああ。あの日は何となく、お前らを進ませた方が良い気がしたんだよォ。ただ、それだけだ。」
『ふぅん。そうなんだ。それでも、感謝してるよ?w』
実「勝手にしてろ。」
『さあ!たべましょ!
奈麗は、何を買ったの?』
奈「これです…美味しそうだったので…!」
『あ!私それすきなんだぁー!』
奈「へぇ…そうなんですね!じゃあ、いただきます!」
カナヲ「ラムネ…美味しい。」
奈「美味しいです!」
『そう、良かったわ!
あのね、ココにはこんな話があるの。今から話すね。』
ーー
昔、ココに立ち入った一人の娘が居た。
その娘は、大層心の美しい娘だった。
その優しさは、植物や生き物にも伝わり、
娘を見たがった、植物や生き物は急速に成長した。
それを見た、村の男は
"化け物だ。"
そんな風に言った。
心優しい娘はただ、涙を流すばかりだった。
村の人から、避けられる様になった娘は耐えられなくなり、自ら、死を願った。
娘は死ぬなら、あの場所が良い。
そう言い
植物の生い茂る場所で死んだ。
植物や、生き物は悲しみ、枯れ果てた。
でも、鳥の一声で神秘の聖地は蘇った。
「どんな人でもいつか死ぬ。でも、残された私達は前を向くしかないのです。いつまでも、下を向く事は、あの娘を悲しませる事になる。
だって、あの娘は人一倍優しく、明るく、私達を愛してくれた娘だから。悲しむ姿をずっと見せては居られない」と…
村の者は娘を探しに来たが居なかったと言う。
どこに向かったかは、誰も知らない。
ーー
って話』
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結梅(プロフ) - 紅い林檎飴さん» うわぁーん!嬉しくて目が水の呼吸してます!ありがとうございます!嬉しいです!期待に応えられるように頑張ります!!本当にありがとうございました!これからも(?)お世話になります!← (2020年4月13日 13時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
紅い林檎飴 - 本編完結おめでとうございます!お疲れ様です!次の作品楽しみに待っていますよ!勿論次の作品出した時には今までと同じく勝手に毎日見に来ます!そして勝手に応援します!d(・ω・´ )グッ (2020年4月13日 11時) (レス) id: dca5057563 (このIDを非表示/違反報告)
結梅(プロフ) - ゆりなんぽんさん» ありがとうございます!本編を完結させることが出来たのは本当に皆様のおかげです!次の作品も考えてます!勿論、鬼滅です!←出来たらそちらも読んでくださると嬉しいです(*≧∀≦*) (2020年4月13日 8時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりなんぽん - 本編が終わりましたね〜!おめでとうございます!愛柱シリーズとっても素敵なお話でした。また作品を書かれるなら鬼滅がいいな♪なんてね。今までお疲れ様でした!+私のリクに応えてくださってありがとうございます! (2020年4月13日 6時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
結梅(プロフ) - ゆりなんぽんさん» 他のカプ…考えてませんでした!確かにそれも良いですね!最後の方にちょこっと出します!今決めました!← (2020年4月8日 20時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結梅 | 作成日時:2020年3月29日 18時