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広すぎるリビングのソファに腰掛け、この三日間の出来事を振り返った。
母が浮気して離婚したにもかかわらず、跡部家はわたしを令嬢として扱った。だから迎えに来たのだ。
それもそう、、、
実の父は病気で亡くなる前、私を連れ戻してほしいと何度も懇願したようだったから。
自分にはあの財閥の跡部家の血を引いてること。
名義上の兄がそれの後継ぎの御曹司であること。
今まではどうであれ、自分は正真正銘の令嬢であるのだ。
これから社交場にも顔を出さないといけないことを考慮したのか、叔母は礼儀作法や言葉遣いを教える家庭教師を雇い徹底的にそれらをわたしに叩き込もうとした。
しかし、来てくれた先生は教えているうちに私の資質に驚き、本来のスケジュールが大幅に減った。
。小さいころから厳しくしつけされていた私にはその程度のものは余裕であった。
明日は始業式、事実上転校生として編入していくから受け答えをしっかり考えておこう。
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作者名:運営と寝た女 | 作成日時:2022年2月18日 23時