別れない3 ページ3
及川side
パン、パァン
体育館に鳴り響くボールの音
俺のサーブの音
息切れも気にせず打ちづける俺
そんな俺を見て怯える彼女と
呆れた視線を向ける部員達
花巻「及川うざい」
岩泉「その癖もうやめろよっ」
及川「あ?」
「ひっ」
はぁー、虫の居所がわりー
クソイライラする
原因は俺にあるんだろうけどさ
俺はお前のこと好きなんだよ?
それを聞きもせず自分で勝手に解釈して
別れよっとか
シュ、パァン
思い出したらまた更に苛立ったため
また、サーブをひたすらに打ち込んだ
「(ガタガタガタガタガタガタ)」
及川「ドリンク」
「は、はい!」
及川「タオル」
「はい!ただいま!」
松川「まるで召使だな」
国見「痴話喧嘩とかめんどくさいから」
金田一「痴話喧嘩?」
はぁー、ダメだむしゃくしゃして
落ち着かない
「く、国見(ボソッ)」
国見「はぁ、なんですか」
及川「……(ギロッ)」
「ひっ」
岩泉「お前も馬鹿だよな」
俺が怖いからと国見ちゃんの所へ
逃げようとする行動に対し嫉妬して
思わず睨んでしまった
あー、嫌われちゃうかな
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作者名:るー | 作成日時:2017年10月9日 7時