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店はバラバラに出るので、私が先に出ることになった。

言うまでもないぐらい、私の知らぬ間にお会計はスマートに済ませてあった。



個室を出る前

「今日はごちそうさまでした。
とても美味しかったです。」と言うと

中村サン、と呼びかけられ手を掴まれた。



「本当は中村サンの家まで送ってあげたいんだ。
でも絶対ダメって言うよね?」

「そう、ですね」

「ドライブももう少し仲良くなってからだね」


と柔らかく微笑みながら言う。



それは仲良くなってもなかなかできないのでは…という言葉を飲み込む。




「中村サン、また俺とデートしてくれる?」



私の顔を上目遣いで覗き込むように聞いてくる。



いつの間にか彼の両手で私の手が握られていた。

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設定タグ:SexyZone , 中島健人 , 菊池風磨   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にこ | 作成日時:2021年9月25日 22時

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