今日:16 hit、昨日:36 hit、合計:51,325 hit
小|中|大
66 ページ16
店はバラバラに出るので、私が先に出ることになった。
言うまでもないぐらい、私の知らぬ間にお会計はスマートに済ませてあった。
個室を出る前
「今日はごちそうさまでした。
とても美味しかったです。」と言うと
中村サン、と呼びかけられ手を掴まれた。
「本当は中村サンの家まで送ってあげたいんだ。
でも絶対ダメって言うよね?」
「そう、ですね」
「ドライブももう少し仲良くなってからだね」
と柔らかく微笑みながら言う。
それは仲良くなってもなかなかできないのでは…という言葉を飲み込む。
「中村サン、また俺とデートしてくれる?」
私の顔を上目遣いで覗き込むように聞いてくる。
いつの間にか彼の両手で私の手が握られていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
173人がお気に入り
173人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にこ | 作成日時:2021年9月25日 22時