検索窓
今日:1 hit、昨日:32 hit、合計:51,387 hit

52 ページ2

「ふーん。釈然としねぇなぁ。」

ソファの背もたれに伸びながら言う。
でも口調は優しげだ。



「あいついいやつよ、まじで。そして真面目よ?」

また前傾姿勢に戻り私の目を見て言ってくる。

「アイドルやってる時も真面目だけど、根も真面目。
この世の女子全員に、プリンセスだの言ってるけど
節操ないやつじゃないと思うし。
ほんとに良いと思った子には一途だったりするんじゃね?
あ、ごめん、俺あいつとめっちゃ絡むけど、付き合ったことはないから流石にそこまではわかんねーわ。」

と最後はおちゃらけてウインクしながら両手を合わせている。



思わずふふっと吹き出す。



「まぁアイドルだからバレないようにとかはしないとだけどな。
それはあいつも分かってるだろうし。
Aちゃんは自分の気持ちをそのまま言ってみたら、案外上手くいくかもよ?」

こちらの様子を伺いながら優しく話す。



「そうですね、中島さんにはそう話してみます。
菊池さんのお陰でスッキリしました。
お話聞いてくれてありがとうございます。」


「じゃあ相談料もらおっかな」


「え?高いですか?
私手持ちが今あまりないんですけど…」
不安そうに返すと

「いやいや、真面目か。」とつっこまれた。


「とりあえず、Aちゃん、ほんとのこと教えて?
それが相談料ってことで。
Aちゃんって俺らのファンだよね?ていうかもうバレバレな感じはしてますけども」


改めて聞くのもアホらしいとでも言いたげな、
お見通しだという口調だ。

53→←51



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (89 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
173人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 中島健人 , 菊池風磨   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にこ | 作成日時:2021年9月25日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。