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中島健人side
「Aちゃん?菊池だけど…」
楽屋で待機中、いつか呼びたいと思っている子と同じ名前が聞こえてきて、見ていたスマホから意識が削がれる。
同じ名前の別人と電話をしていると思っていたら、
どうやら別人ではなく当の本人、中村サンが菊池の電話口の相手のようだった。
菊池が彼女のことを名前呼びしている事実に、なぜそこまで親しくなっているのだと面白くないことこの上ない。
自然にお茶に連れ出し、自然に下の名前を呼ぶ菊池は相変わらず飄々としていて本心がどこにあるのかもよくわからなかった。
余裕のある男性。
女子の好きそうなワードが思い浮かび、ひとりげんなりする。
そして俺はというと、自宅への誘いの返信が彼女からまだ来ていないのだから、それがさらに負の感情を増幅させていた。
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作者名:にこ | 作成日時:2021年9月25日 22時