6 ページ7
youside
アラームの音で目が覚め
だるい身体を起こし洗面所へ向かう
洗面所の鏡には寝癖たっぷりのくまが酷い女が映っていた
昨晩どれだけ頑張って寝ようと目を瞑っても
フラッシュバックされるあの光景
そのせいでまともに寝ることすら出来なかった
.
.
.
急いで準備を終わらせ朝練へ向かう
電車の中で数分仮眠したくらいじゃ、くまは消えないし
むしろ余計に眠たくなった
『おはようございまーす。』
夜「おお、安達！おはよう。相変わらず早いな。」
『そんなの言ったらやっくんもじゃん、いつも一番乗りだし
私はビブスとかタオル洗って、ドリンク作ってって…
これくらいに来ないと間に合わないんだもん。』
夜「ほんと、1人でうちのマネージャーこなしてる安達には
頭上がんないよ。」
『そんなこと言って！昨日助け求めても逃げたじゃん！！』
夜「あぁ、そう言えばあの後どうなったんだ？」
やっくんと2人っきりの体育館は、
どれだけ普通の声量で話していても声が反響する
今のうちに昨日の愚痴を言ってやろうと、やっくんに抱きついてえんえんと泣いてるフリをしながら口を開く
『やっくんん"ん"ん"ん"、昨日ね、あいつがね！！！』
けれどそんな願いは叶わず
黒「あーら、付き合った次の日に堂々と浮気ですかぁ？
まったく、困った彼女さんですねぇ。」
いつの間に来ていたのか
練習着に着替えていた黒尾と研磨が入口に立っていた
黒「ほらほら、やっくん困ってるでしょーが。
抱きつきたいなら俺んとこおいでよ。」
『黒尾に抱きついたら何されるかわかんないから嫌！！』
黒「別に何したっていいだろ、付き合ってるんだから。」
『だっ、だって、！付き合ってるけど、でも違うじゃん！』
黒「え〜？でも昨日いいよって言ったのAだろ？
それに、ほら、したじゃん。」
『ば、バカ！！もういい！ドリンク作ってくる！！！』
ほら、したじゃん。と人差し指で
唇をトントンする黒尾に無性に腹が立って
私はその場から逃げるように外の蛇口へと向かった
夜「黒尾ー、何があったのかわかんねぇけど
あんま安達いじめんなよ。怒ったらめんどくせぇぞ。」
黒「へいへい。研磨〜、ネット張るの手伝え〜。」
孤「え…。やだ。」
黒「ヤダじゃねぇ手伝えっての！！」
そんな会話が繰り広げられたのを知っていたら
私は確実に怒っていたであろう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 495人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KIRA(プロフ) - キュンキュンする！いつもとっても楽しみです！頑張ってください (2022年5月19日 6時) (
レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです！続き待ってます！ (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます！ (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜空舞 | 作成日時：2021年11月4日 5時
