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驚いて後ろを振り返ると


小柄で可愛らしい私と同じ制服を着た女の子が立っていた








女「黒尾先輩!どうゆうことですか!?誰ですかその人! 」


黒「誰って?わかるでしょ。彼女。」




ほら と言わんばかりに黒尾が繋いでる手をぷらぷら揺らす








女「そんなの知りません!聞いてません!
部活頑張りたいから彼女はいらないって言ってたじゃないですか!!嘘だったんですか!?」


黒「俺もそう思ってたんだけどねー、好きになったんだもん。コイツのこと。だからごめんね?」


女「〜っ!嘘つくなんてありえない!!
だったら私でいいじゃん!諦めませんからね!!!」








どうやら今の子は黒尾に振られた女の子だったらしい

女の子はプンプンしながら駅へ戻っていく

なるほど、理解した。








『ねえ黒尾?こと後ちょっと時間ある?』


黒「え?あぁ、あるけど…。」


『じゃあうちちょっと寄ってこ!すぐそこだし、余ってるケーキあるから一緒に食べよう。』


黒「ああ、わかったよ。ありがとな。」








また2人で並んで歩き出した

手は繋いだままで


.


.


.






黒尾にはソファに座って待っててもらい

私はキッチンで紅茶とケーキの用意をしていた








黒「へ〜、Aの家こんなデカかったんだな。」


『うーん普通じゃない?あ、でも、両親が海外で仕事しててずっと独りだから、ちょっと広く感じるかも。

はい、ケーキと紅茶。』





お〜美味そう!とはしゃぐ黒尾に

さっきの女の子は誰か、なんで彼女が必要なのかを聞いた








黒「あ〜それがな?新学期早々にあの子に告白されて、彼女欲しいわけじゃなかったし断ったんだよ。

そしたらなんでなんでって聞かれるもんだから、

咄嗟に部活頑張りたいから彼女はいらない!
って言ったんだよ。」



『じゃあ彼女いらないじゃん!』



黒「それがそういかなくなってなー。

あの子振ってからずっとストーカー紛いなことするんだよ。

部活終わるまで待ってたり、同じ電車乗って、家の近くまでついてきたり。



だから彼女できたって見せつければ諦めるかなと思って。」



『なるほどね、わかった。さっきの子が言ってた感じ、何となくそんなもんだろうとは思ってたよ。

でもどうするの?諦めません!って言ってたよ?』




黒「言ってたよなぁ〜、どうするか、。」








ここまで真剣に悩んでる黒尾を見るのが初めてで

ちょっと可哀想に見えてきてしまった

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KIRA(プロフ) - キュンキュンする!いつもとっても楽しみです!頑張ってください (2022年5月19日 6時) (レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです!続き待ってます! (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます! (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜空舞 | 作成日時:2021年11月4日 5時

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