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黒尾side
ドンッ バシッ
猫又「おい黒尾!もっと丁寧にやれ!丁寧に!!
そんなプレーばっかりしてたらレギュラーから落とすぞ!!」
黒「…うっす。」
猫又先生に注意されなくても自分でわかってる
最近の俺のプレーはあまりにも雑すぎる
けどずっとあの時からモヤモヤが消えずに、
力任せにボールを打つしかなくなってる
Aを好きだと自覚した日の夜
これ以上好きな奴を傷つけるわけにはいかないと
あの女に電話をして
黒「今後一切Aに手を出さないなら付き合う。」
という条件付きで付き合った
次の日、Aに彼女役はもう要らないと告げたら
体調不良で朝のHRにも出席しないまま早退していった
それなのに
なんで赤葦からあいつが
パンケーキ頬張ってる写真が送られてくるんだよ!!
黒「絶対におかしいだろ!!!!!!!」
孤「え、俺の今のトス…、変だった…?」
もやもやに任せてスパイクを打ったら声も漏れていたらしい
研磨に心配されるけど、それに応えられる余裕もない
あれは別の日に撮られた写真だと思い込もうとしたけど
髪の長さ、腕の包帯、泣いた後なのか腫れていた目
どう考えてもその日に撮られた写真だとしか思えない
それに今日朝っぱらから繰り広げられた
あの二人のこそこそ微笑み合いながら手振ってんの
黒「ざけんな普通にやれ!!!!!!」
灰「えっ、俺今めっちゃ真面目っすよ!!?」
思いに任せて打ったスパイクが見事ホームランして
本日ラストの試合をペナルティで飾った
木「くろーおー!今日調子悪いのー?」
黒「あ?別に悪くねぇよ。」
木「そうなの?まぁいいや!スパイク練しようぜ!
第3体育館借りたから!赤葦とAも来るってさー!」
あ?なんでよりによってセットで来るんだよ
……いや待てよ
ここで俺がカッコよくスパイク打って
赤葦をボロボロにできたら
『やっぱり黒尾カッコイイ!!好き!!』
ってなるんじゃね!!?
黒「よし!木兎!早くやるぞ!!」
木「うをぉ!なんかやる気になってる!!」
待ってろ赤葦、俺がこてんぱんにしてやるからな!!
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KIRA(プロフ) - キュンキュンする!いつもとっても楽しみです!頑張ってください (2022年5月19日 6時) (レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです!続き待ってます! (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます! (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜空舞 | 作成日時:2021年11月4日 5時