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赤葦side
『う〜ん！美味しいし、可愛いし！ほんとに幸せ〜、
連れてきてくれてありがとう！赤葦くん！』
赤「いえいえ、喜んでくれて何よりです。」
目の前でパンケーキを幸せそうに頬張る彼女
あまりにも可愛い顔をしてるので
気付かれないようにスマホを取りだし、写真を1枚撮った
アルバムに保存された安達さんの顔を確認して
電源を切り、バッグにしまった
赤「安達さん。言いたくなかったら大丈夫ですけど、
腕の包帯と、今日うちに来たのってなにか理由あるんですか？」
『う、うーん、…赤葦くんいい子だからいいか！
実はね、黒尾の彼女役をやってて＿＿＿＿＿＿＿＿』
赤「思ってた以上に壮絶ですね…。」
一通り話を聞いたけど、まさかこんな状況になってたとは
合宿の時の黒尾さんを見てればわかるけど、
ずっと安達さんを目で追ってたし、無自覚で惚れてたと思う
けど彼女役辞めさせてまで
ストーカーの子と付き合うのを決めたのは、
自分の気持ちに気付いたのと、安達さんの為なんだろう
これ以上傷つけたくない一心で
赤「安達さんは優しいんですね。部員のことを思って
そこまでできるマネージャーなんて中々いないですよ。」
『赤葦くんに褒められると照れるなぁ〜、へへ。』
まあ彼女自身も、
黒尾さんのこと好きなことに気付いてないみたいだから
二人が進展するのはまだまだ先だな
.
.
外も日が暮れてきたので、お店を出て帰路に着く
赤「本当に送って行かなくて大丈夫ですか？」
『うん！大丈夫だよ！このバス乗っちゃえばお家つくから！
今日はありがとうね！また遊びに行く！！』
停まっていたバスに乗り込んだ彼女を見送って
俺も帰路に着く
歩きながらさっきの安達さんの写真を眺める
この写真を独り占めしたかったけど、
ちょっとは安達さんの為にも
黒尾さんに危機感を持ってもらわないと
メッセージアプリを開くと、
1番上に木兎さんからのメッセージが7件
とりあえずはそのメッセージを無視して
下の方までスライドさせた
赤「あった。」
だいぶ前に交換した時に送りあったスタンプ以来
会話してないトーク画面
俺はそこにさっき撮った彼女の写真を送り付けた
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KIRA(プロフ) - キュンキュンする！いつもとっても楽しみです！頑張ってください (2022年5月19日 6時) (
レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです！続き待ってます！ (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます！ (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜空舞 | 作成日時：2021年11月4日 5時
