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赤葦side








今日は職員会議があるみたいで授業が早く終わった



体育館の点検で午後練もオフだから今日はゆっくり過ごせるのに












木兎「あかーしー!トス上げて!!」




赤葦「木兎さん、今日は体育館使えませんよ。」




木兎「えっ、そうなの!?」













休むことを知らないうちのキャプテンが声をかけてくる





今日はずっと気になってる本でも買いに行こう、と


しょんぼりしてる木兎さんをおいて昇降口に向かう





靴を履き替えようとするけど人集りで道が塞がってる













「お、おい!誰だよあの美人!」


「音駒の制服じゃねえか?誰かの彼女?」


「お前声掛けてみろよ!!」













音駒の制服を着た美人、心当たりしかない



人混みをかき分けて外を見ると




そこには腕に包帯を巻いてキョロキョロと

挙動不審な安達さんがいた









急いでローファーに履き替えて安達さんの元へ向かう



するとこちらに気付いたのか











『あ!赤葦くんいた!!』










パッという効果音がついたんじゃないかくらいの

笑顔でこちらに駆け寄ってくる











赤「どうしたんですか、安達さん。木兎さんに用事ですか?」




『ううん!木兎じゃないよ!赤葦くんに会いたくなって!』




赤「そうなんですね。ずっと待ってたんですか?」




『そんな待ってないけど、…私怖がられちゃうみたいでね、

赤葦くんいるか聞きたかったんだけど、

みんな遠くからチラチラ見てくるだけなの…。』












私怖い顔してるのかな、とシュンとする安達さん





自分のことを美人だと自覚してない上


天然すぎるからこんな考えになるんだろうなと納得する







けれど、



音駒がうちと同じタイミングで

早帰りな上、午後練もオフだなんてそんな偶然あるはずない





それに彼女の腕に巻かれた包帯も

先週の合同合宿の時にはなかったはず













赤「安達さん、ここで立ち話もなんですし、

カフェでも行きますか?美味しいパンケーキがあるんです。」




『パンケーキ!?私大好きなの!!』




赤「じゃあ行きましょうか。」




『え、う、うん。ていうか!!手!!』














木兎さんとかに見つかって面倒くさくなる前に


ゆっくり話できる所に移動したくて






甘党な安達さんが喜びそうな所へ連れていこうと






彼女の手を取って一緒に歩き出した

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KIRA(プロフ) - キュンキュンする!いつもとっても楽しみです!頑張ってください (2022年5月19日 6時) (レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです!続き待ってます! (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます! (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜空舞 | 作成日時:2021年11月4日 5時

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