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免許合宿行ってて
なかなか投稿できませんでしたすみません(泣)











youside





『よしっと。』




腕に巻いた包帯をきゅっと縛る





昨日病院で大袈裟なくらいにぐるぐる巻かれた包帯を取り

かすり傷の目立つ右腕にだけ包帯を巻き直した







いつも朝練に向かう前に

家の洗面所で髪の毛を1つに括ってたけど



髪の毛がちょっと引っ張られるだけで打った頭が痛いから


今日は仕方なしでおろしたまま朝練に向かうことにした



















夜「おう安達。…て何したんだよその腕!!」





『おはようやっくん。昨日ご飯作ってたら火傷しちゃって。』





夜「火傷だけでそんな包帯なんか巻くか、普通!!

それ治るまでは絶対無理すんなよ!重たい物は1年に持たせろ!」















体育館に着くと、一番乗りで練習をしていたやっくんが


腕の包帯に食らいついた





手紙の件も知ってる彼だから、


きっと火傷だなんて嘘なんか見破られてるだろう







それでも何だかんだ追求もせず、

過保護してくれるやっくんが本当に愛おしい










ほんわかしていたら体育館に人影が2つ






そこには黒尾と研磨がたっていたけれど、

黒尾が真っ直ぐ私の方へ歩いてくる







怪我したばかりなのに部活に来るなんて


と、叱られるのかなと思っていたけれど

















黒「安達、俺やっぱあの子と付き合うことにしたから。


今日まで彼女役ありがとうな。」







夜「は?お前それどうゆう事だよ!!?」



















黒尾から告げられた言葉に唖然して黙り込んだ私と



聞いたことも無い怒鳴り声を出すやっくん



研磨は入口につっ立ったまま









黒尾の顔を見ても、微笑みなんて一切ない

冷たい顔をしてる










あぁ、本気だ。

















『…わかった。でもこれでバレーにも集中できるね!

よかった!!お幸せにね!





じゃあ私ビブス洗ってくるね!』















今作れる1番の笑顔を作って見せて


その場から逃げ出した











溢れてくる涙の意味なんかわからない





黒尾の彼女として過ごした日々がそれなりに楽しくて


ちょっと名残惜しいなんて考えてるのか





それとも黒尾にちゃんとした彼女ができたのが悲しいのか



















元々濃くもないメイクが落ちるくらいいいや







そんなこと考えながら

中庭の水道で顔を洗って涙を一緒に流した

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KIRA(プロフ) - キュンキュンする!いつもとっても楽しみです!頑張ってください (2022年5月19日 6時) (レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです!続き待ってます! (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます! (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜空舞 | 作成日時:2021年11月4日 5時

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