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黒尾side
夜「黒尾、ちょっといいか。」
黒「…どうしたんだ、夜久。」
昼休みになった途端やっくんに声をかけられた
いつも通りの屋上へ行くお誘いかなと思ったけど
何やら重い雰囲気を漂わせていた
人気のいない中庭まで移動したとき、
ようやくやっくんが口を開いた
夜「最近安達が悩んでるの気付いてたか？」
黒「Aが？悩んでる？」
夜「あぁ。朝練後に決まってゲッソリ顔になってた。
本人は何か言うわけでもなかったけど、今日の朝にな＿＿。」
黒尾「え、まじ？」
やっくんから聞かされたのは、今朝の衝撃的な出来事
Aの様子から見て毎日そんなことがあったのではないのかと
夜「大会近いからみんなに迷惑かけたくないって黙ってたし、
誰にも言うなって口止めされたけど。
何があって恋人のフリしてるのかわかんねぇけど、
彼氏役やってるんだったら安達のことちゃんと見てろよな。」
そう言ってやっくんは来た道を戻って行った
彼女が出来たら諦めてくれると思ってた俺が甘かった
Aに危害が加えられる前にどうにかしなきゃと
俺も来た道戻ろうとしたら
『あー！やっと黒尾見つけたー！』
黒「えっ、A、どうかしたのか？」
『黒尾いないから探してたら、やっくんが中庭いるよーって！
約束の焼きそばパン2つ！あといちごミルク！！
まだ買ってもらってないもん！！』
黒「なんだ、それか…。」
こんな時でも食かよ…
と呆れたけど、こいつはマネージャーとして全力尽くしてた
大会前に変な心配かけたくないってのもこいつらしい
黒「いちごミルクも2個買ってやるよ。」
『え！なんで！？いいの！！ありがとう！』
せめて悩んでる時間より楽しい時間を多くするくらいしか
今の俺にはできねぇのが
ちょっとむず痒い
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KIRA(プロフ) - キュンキュンする！いつもとっても楽しみです！頑張ってください (2022年5月19日 6時) (
レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです！続き待ってます！ (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます！ (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜空舞 | 作成日時：2021年11月4日 5時
