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マップがあるとはいえ、
知らない土地を歩くのはそれなりに大変で






『あ、違う!さっきの道左だった…。』





黒「おいおい、俺たちまで迷子になったら意味ないんだって。ちょっと俺に見せてみろ。」






『だって道細いし山だし分かんないんだもん!

ていうかなんで黒尾も来てるわけ!私1人で良かったのに!』






黒「Aが探しに行っても、結局は俺が迎えに行くはめになりそうだったからだよ。…あ、次こっち。」






『ほんっとに!!黒尾の意地悪!最低!』






黒「それが彼氏に対して言うセリフかー?



…でもお前が気付かなかったら、多分槻木澤に着いてから探すことになって、練習の時間遅れるとこだったから


感謝してるよ。ありがとな。」









そう言って私の頭に ぽん と手を乗せてきた

大きくてゴツゴツとしたその手に、柄でもなくドキッとしてしまったのは一生の不覚だと思う









黒「研磨!」






黒尾が急に立ち止まって声を上げた

その先には研磨と、オレンジ髪の小さな男の子が立っていた



研磨はその男の子に またね と手を振ってこちらに駆けて来た








黒「勝手にふらふらすんな。」

孤「ごめん。」

黒「知らない土地なんだから気を付けろー?」









黒尾が研磨を軽く叱る


研磨は電気屋行ってもカセットなかったって嘆いていて
ちょっと可哀想に見えてしまった


.

.

.



無事、研磨を連れて部員たちとも合流し

時間通りに槻木澤高校へ辿り着いた






練習試合はうちが優勢に進み





「「「「 ありがとうございました 」」」」








合宿1日目からいい調子のまま試合を終えた



.

.






コートの片付けも終わり、帰りの身支度をしていたら、スポーツドリンクを作る粉があまりにも少ない事に気が付いた









『あれ…。犬岡くん!スポーツドリンクの粉ってこれだけしかなかったっけ?最終日までもつかな…。』



犬「す、すみません、安達さん…!

俺、もしかしたら前日の準備の時に補充した分抜いちゃったかも知れないです、ごめんなさい!!」







ほんとすみません!と勢い良く頭を下げる犬岡くんをみて

わざとじゃないし大丈夫だよ。と気休めの言葉をかける








けれどさすがにこれだけじゃ最終日までもたなそうなので

最低限の荷物を持ち、後は部員たちに任せてスポーツショップに向かった











その途中、あるものが目に入ったのでそれも一緒に買って

合宿先へ帰った

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KIRA(プロフ) - キュンキュンする!いつもとっても楽しみです!頑張ってください (2022年5月19日 6時) (レス) @page46 id: 8a3ea8f2fe (このIDを非表示/違反報告)
tama - すごく面白いです!続き待ってます! (2022年5月12日 13時) (レス) @page39 id: 3f769884b2 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 凄くいい小説を書いてくださりありがとうございます!!続き楽しみにしてます! (2021年11月23日 17時) (レス) @page15 id: 0f7005463c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜空舞 | 作成日時:2021年11月4日 5時

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