twilight (ページ33)

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廉「って言うのは嘘やけど、遅くなるって言って来たから、大丈夫やで。」

『.....けど、高校生だし、あんまり遅くに、制服で外歩いてたら危ないから。』

廉「嫌や。って言ったら？」

　

私の反応を伺うように

　
聞いてきた廉くん。

　

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〈まだ一緒にいたい〉

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私の心が、そう叫んでた。

廉「帰ってほしくないって顔してるよ？」

廉くんは、いつも私の心を

見透かしてくる。

黙り込んで下を向く私に

また違った？と問いかけてくる。

私は小さく首を左右振った。

やっぱ可愛い。

廉くんは、

私の頭をポンポンと撫でた。

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『......子ども扱い..///.』

廉「だって、子どもやん。」

『.....ひど』

廉くんは、またポンポンと頭を撫でて

ニコッと笑った。

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このふわふわする気持ちは、

酔っているせいだと自分に言い聞かす。

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廉「ん？」

『え？』

廉「そんなに、見られたら恥ずかしいんやけど。」

『あ、ごめん////』

まぁAさんなら全然いいけど！

なんて、嬉しそうに言う廉くん。

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『泊まってく？』

気づけば、口にしていた言葉。

廉「え？」

驚いたような廉くんの顔に我に返り

ごめん。忘れて。と言ってみたものの

廉「えぇの？」

静かに聞いてくる廉くんに、

気持ちは正直で。

こくんと小さく頷いた。

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