twilight (ページ21)

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水族館に行く当日

準備をして、指定された場所へ

遠くからでも、そこに立っているのが

廉くんだとわかるほど

スタイルが良くて、周りの人たちが

チラチラ見ながら通り過ぎている。

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『....お待たせ。』

廉「Aさん。ほんまに来てくれた。」

『約束したんだから、そりゃ来るでしょ。』

廉「......嬉しい。」

廉くんは、手で口元を抑えて

嬉しそうに笑う。

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廉「.....行く？」

『うん。』

ふたりで並んで水族館を目指す。

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廉「なんや、不思議な感じ」

『ん？』

廉「一緒に歩いてるなんて」

『そうだね。』

廉「Aさんって彼氏おんの？」

『.....ほんと、そういうこと、ズバズバ聞くよね。笑』

廉「おるん？」

『......いません。』

廉「よかった。」

『.....なんで？』

廉「ん〜？俺、Aさん、好きやから。」

『へ？』

　

私は足を止めた。
　

廉「あれ？Aさん？」

廉くんも足を止めて、私の方へ

振り返る。

『え？.....え？い、今なんて？』

廉「せやから、Aさんが好きや。って」

『え？....ちょ、ちょっと、理解出来ない。』

廉「ん？なんで？」

『いやいやいや、....廉くん、高校生でしょ？.....私、22だよ！？もっと、周りにかわいい子たくさんいるでしょ。』

廉「...年齢って、そんなに重要？」

『え？』

廉「......ただ、Aさんが好き。それじゃあかん？」

廉くん私に近寄ってきて、

手をつなぎ

行こ？

私の手を引いてあるき出した。

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