twilight (ページ18)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:47,313 hit

○ ページ18

.

優太「着いたよ。」

そう言われた場所は、

くるくる回るお寿司屋さんじゃなく、

立派な佇まいの、いかにも高そうな

お寿司屋さん。

『え......私、そんなに手持ちないよ？』

優太「え？Aに、出させるわけ無いじゃん。」

『え？いやいや、それは、悪いよ。』

優太「いいの！ね？さ、行こ行こっ！」

.

お店に入ると、

カウンター席しかない。

『こんなお寿司屋さん初めて.....』

小さな声で、優太に言うと、

よかった。と、優しく笑った。

.

.

『もう、本当に、めっちゃ美味しかったっ！出してもらっちゃってごめんね？ありがとう。』

運転する優太に声をかける。

優太「Aって、美味しそうに食べるよね。俺まで嬉しくなったよ。」

『だって、本当に美味しかったんだもん』

優太「連れて行ってよかった。」

『本当にありがとう。』

優太「うん。」

すると、優太の電話が鳴る。

.

ピッ

.

優太「お疲れ様〜」

ハンドルについているボタンを押すと、

スマホが連動していて、スピーカーから

相手の声が聞こえてくる。

「優太さん、すみません。少しトラブルがありまして....」

優太「まじか...俺がいったほうがいい？」

「そうですね....」

優太「了解。すぐ向かうわ。」

「すみません。お願いします。」

ピッ

.