0９ ページ9
.
.
『ながせ..れん....』
家に帰り、湯船に浸かりながら
彼の名前をつぶやいた。
名前が知れるなんて思わなかった...
そして、名前を知れただけでこんなにも
嬉しい気持ちになれることも、
初めて感じた感覚だった。
話もできて、名前も聞けて....
これ以上望んだら、バチが当たりそう...
.
あ
明日はバイト...
紫耀さんにちゃんと言わないと...
.
.
.
次の日。
いつもどおりの1日が終わって、
思い足取りでバイト先へと向かった。
ガチャ
『お疲れ様です』
紫耀「あ、Aちゃん。お疲れ様」
ここでも、いつも通りの挨拶を交わし、
いつも通りに働いて。
そして今、いつも通りに
紫耀さんに送ってもらっている。
紫耀さんの少し斜め後ろを歩く。
.
マンションはもう目の前....
言わなくちゃ...
『あ、あの..』
紫耀「ん？」
紫耀さんが止まり、振り返る
『....ま、前のことなんですけど....』
紫耀「前のこと？......あぁ。彼氏立候補ってやつ？」
『....はい...』
紫耀「返事決まったの？」
「....はい...」
少し下を向いた。
.
『私....好きな人がいるんです。』
.
『...だから....すみません....』
.
紫耀さんはなにも言わず、私に近づいて
頭をポンポンとする。
紫耀さんを見ると、優しい顔をしていて。
紫耀「ちゃんと伝えてくれてありがとう。」
少しニヤっと笑い、
紫耀「目、そらしたほうが罰ゲームね！」
突然のスタートに、驚きと疑問が
入り交じる中、負けないように紫耀さんを
見つめるけど、恥ずかしくなって、
目をそらしてしまう。
紫耀「あ！Aちゃんの負け〜！」
『ず、ずるいです//』
こんなに、イケメンに見つめられて、
目をそらさないでいられる人なんて
絶対いない。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jyn58(プロフ) - おもしろかったです！きゅんきゅんさせてもらってます。続きが気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです。 (2020年6月6日 18時) (
レス) id: 56ac8d7a3f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi(プロフ) - すごくおもしろかったです！パスワードはどこで知れますか？ (2020年6月2日 20時) (レス) id: f9c70534e1 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - 面白かったです！あとパスワードを教えていただきたいです！ (2020年6月1日 0時) (レス) id: 73b86b3004 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年4月8日 20時
