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突然前を歩く彼の足が止まり、
私の方に体を向けた。
驚いて、私も立ち止まる。
永瀬廉「あのさ！」
『は、はい...//』
永瀬廉「前に会ったことない？」
え。
もしかして、前話したのが私だって
気づいてるのかな！？
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永瀬廉「前さ、マンションの前で会ったよね？」
っ！
キャップにマスク姿だったのに、
なんで分かったんだろう...
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.
永瀬廉「声が一緒やな〜って思ってん！」
声？
え？さっき少し声を出しただけなのに
分かったの！！？
永瀬廉「あぁ〜！なんか引いてる？」
んはは！と笑う彼
『いや...そんなことは..///』
永瀬廉「俺の特技！」
彼は私にピースして見せた。
『///』
初めて見る彼の姿にドキドキして
フリーズしている私に、
永瀬廉「あ！！そんなことより学校！！急がな！じゃ、またね？」
彼は走って行ってしまった。
時計を見るといつもより５分遅い。
私も走って駅へ向かった。
駅に着くと、すぐに電車が入ってきて、
一番近くの車両に乗り込む。
彼はどこだろう...
少しあたりをキョロキョロする。
あ。いた。
同じ車両の離れた場所で彼を見つけた。
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いつもの光景なのに、いつもと違うこと。
それは、彼も私の方を見ていること。
彼は私に軽く手を振ると人混みを
かき分けて私の横に立った。
永瀬廉「一緒の電車やってんな？」
『あ、はい..//』
永瀬廉「ほんなら、一緒に来たらよかったなぁ」
ごめんな？と謝る彼
うぅんと首を左右に振る
永瀬廉「〇〇高校？」
『はい..//』
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jyn58(プロフ) - おもしろかったです！きゅんきゅんさせてもらってます。続きが気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです。 (2020年6月6日 18時) (
レス) id: 56ac8d7a3f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi(プロフ) - すごくおもしろかったです！パスワードはどこで知れますか？ (2020年6月2日 20時) (レス) id: f9c70534e1 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - 面白かったです！あとパスワードを教えていただきたいです！ (2020年6月1日 0時) (レス) id: 73b86b3004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年4月8日 20時
