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彼の後ろ姿を見て、数分
その場から動けなかった。
ハッと正気に戻り、行こうとしていた
コンビニにも行かず、マンションへと戻る。
エレベーターは１階に止まっていた。
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あれ？
階段で上がったのかな....
それとも、次の人のために、１階に
降ろしたのかな....
なんて考えながら、自分の家に帰る。
玄関の鍵をかけて、さっきまでいた
ベッドにダイブする。
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やばい
やばいやばいやばい！！！
彼と話しちゃった！！
あんな声なんだ....
なんか関西弁？だったよね....
あんなふうに笑うんだ.....
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冷静に思い返して、今になって、
自分の格好に気づく。
『うわ...よりによってこの格好で会うなんて...しかも話しちゃうなんて....』
今度からは、ちゃんとしようと心に決め、
眠りについた。
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次の日、駅でまた彼を見つけた。
今日も大きなあくびをしてる
電車に乗り込み、いつものように、
１つ前の駅で降りていく。
いつもと変わらない出来事なのに、
今日はなぜかいつもより、ドキドキするのは、
昨日のことがあったから。
教室に入ると、桜音が話しかけてきた。
桜音「おはよう」
『おはよう桜音。ちょっと聞いて！！！』
桜音「どした？」
桜音に、紫耀さんのこと。彼とのことを
興奮気味に話す。
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桜音「なにそれ！！」
桜音の声にクラスのみんなが注目する。
シーッとジェスチャーをすると
「ごめんごめん」と謝る。
桜音「紫耀さんの事。ほんとに断るの？」
『うん...だって、私は彼が好きだから...』
桜音「すごいね...よく知らない彼のことを、その優しい紫耀さんよりも、好きだって言い切れることが。」
『....私にも分かんない...けど、「彼じゃなきゃ嫌だ」って、思うんだよね...』
桜音「いいと思うよ？その気持ちがあれば、いつか絶対何かが変わる気がする！」
『そうかな？ありがとう桜音。』
まだ、色々聞きたそうな桜音。
けど、チャイムが鳴り、自分の席に
戻っていった。
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jyn58(プロフ) - おもしろかったです！きゅんきゅんさせてもらってます。続きが気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです。 (2020年6月6日 18時) (
レス) id: 56ac8d7a3f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi(プロフ) - すごくおもしろかったです！パスワードはどこで知れますか？ (2020年6月2日 20時) (レス) id: f9c70534e1 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - 面白かったです！あとパスワードを教えていただきたいです！ (2020年6月1日 0時) (レス) id: 73b86b3004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年4月8日 20時
