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あれから、綾は1週間に3、4回
一緒に電車に乗ってくれた。
最初の日は足が震えて乗れなくて。
それでも毎回「大丈夫だよ」って
声をかけてくれる綾に励まされて
今日で2ヶ月。
今、私は一人で朝の電車に乗っている。
人が近づきすぎるとまだ怖いけど、
ある程度の距離があれば
乗れるようになった。
綾は、優子さんにも話せばなにか
変わるかもしれないと言ってくれて
一緒に優子さんに話してくれた。
優子さんも目から涙を流しながら
話を聞いてくれて、通勤ラッシュを
避けるシフトに変えてくれた。
そんな綾とは、私が電車に
乗れるようになってからも
週に2回は会うほど
また仲良しになっている。
永瀬廉とはというと...
実はあれから会えていない。
仕事がすごく忙しくなったみたいで、
LINEを時々する程度。
TVをつければking&Prince。
個々のメンバー達が常に出ている。
『...会いたいな..』
そう呟くと、今日も仕事場の
最寄り駅に到着した。
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カランコロン
『おはようございます〜』
優子「あ、Aちゃんおはよう！なにもなかった？大丈夫？」
『はい。大丈夫です。本当に迷惑かけてすみません。』
優子「そんなの気にしなくていいから。Aちゃん可愛いから心配なのよ。」
『心配していただいて、ありがとうございます。』
たくさんのお客様がきてくれて
今日も大繁盛でお店を閉めた。
更衣室
優子「ねぇAちゃん？」
『はい。』
優子「最近少し元気がないみたいだけど、なにかあった？」
『え？そうですか？』
優子「うん。最近変わったこととか。」
『...ん〜...最近だと、永瀬廉に会ってないです..ってこんなこと元気ないのとは関係ないですよね...笑』
優子「そっか〜...。Aちゃんもそろそろ気づいてるんじゃない？」
『なにがですか？』
優子「自分の気持ち。」
『自分の気持ち...』
優子「そう。なにか違うな〜とか。」
『...あ。...最近、永瀬廉と会うと、とても安心するんです。どうってことない会話でも、すごく心がポカポカして。また会いたいって思うし、LINE一つで嬉しかったりするんです。この気持ちが何なのか...悩んでます。』
優子「Aちゃん？それはね。」
優子さんが私の近くにきて
小さな声で。
優子「好きって気持ちだよ。」
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なでしこ(プロフ) - 続きが気になります！！いつもありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年3月29日 22時) (
レス) id: 8206e2a497 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 初めまして。タイトルに惹かれ一気に読ませていただきました。お話しとわかりつつも、あったらいいなぁと。非現実を楽しませていただいてます。更新楽しみにしています。 (2020年3月16日 6時) (レス) id: faefb0960a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年3月15日 23時
