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話し終わって、ゆっくり顔を
あげると、涙で顔をぐちゃぐちゃにした
綾がこっちを向いている。
そんな綾の顔を見ると、私の涙は
ピタッと止まって。
『え？あ、綾...？大丈夫...？』
綾「A...A〜！！！」
綾は私に抱きついた。
『え、』
綾「...よく我慢したね..怖かったよね...泣」
綾の言葉を聞いた瞬間。
永瀬廉と一緒にいた時とは違う涙が
止まることなく溢れ出した。
そっか...
私....誰かにこの怖かった気持ちを
理解してほしかったんだ...
綾はなにも言わず私の背中を
さすってくれた。
そして一緒になって泣いてくれた。
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綾「...大丈夫？」
『...うん..本当にありがとう..』
綾「そんなの気にしない！だって友達でしょ？」
綾は真っ赤に腫れた目で
私に笑いかけた。
『...綾、目腫れすぎ...』
綾「Aだって腫れすぎだよ！」
『「ふふっ！」』
ふたりして笑いあった。
綾「けどさ、これから仕事もあるのに電車乗れないのはきつくない？」
『そうなの...だから困ってるの...』
綾は少し考えて。
綾「よし！！じゃぁ克服しよう！」
『どう言うこと？』
綾「私、今毎日学校に行かなくていいんだよね。だから時間がある時は一緒に電車に乗ってあげるよ。」
『え。で、でも』
綾「でもじゃない！このまま、電車に乗れなかったらどうするの？」
『....』
綾「はい決定！！毎日は無理だからタクシーに乗ってもらわないとだめだけど...行けるときは駅で待ってる！」
『...本当にありがとう...』
綾「いいのいいの！..あ、おやつの時間だっ！ケーキ食べよ？」
『あ、うん。』
そのあと、一緒にケーキを食べて
色んな話をして綾は帰っていった。
綾今日は楽しかった!とりあえず明日!!駅で待ってるからね!
A本当にありがとう。
永瀬廉の言うとおりだった。
お礼しておかないと...
A今日友達に電車の事話したよ。助けてくれるって言ってくれたよ。永瀬廉のおかげ。ありがとう。
寝る時間になっても、既読にならず、
私は目を閉じた。
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なでしこ(プロフ) - 続きが気になります！！いつもありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年3月29日 22時) (
レス) id: 8206e2a497 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 初めまして。タイトルに惹かれ一気に読ませていただきました。お話しとわかりつつも、あったらいいなぁと。非現実を楽しませていただいてます。更新楽しみにしています。 (2020年3月16日 6時) (レス) id: faefb0960a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年3月15日 23時
