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私は今、永瀬廉のマンションの前にいる。
朝、駅で綾とバイバイして
1日、上の空で仕事をした。
優子さんに「大丈夫？」って
何度も言われながら....
そして、LINEで送られてきた住所を
頼りにたどり着いたこの場所。
『....高っ......』
私の住んでるマンションの倍はある
高さのマンション。
えっと....2608
ピンポーン
廉「はい。」
『わ、私です』
廉「は〜い」
目の前の自動扉が開いた。
エレベーターに乗り、26階へ
『ふぅ.....』
ピンポーン
ガチャ
廉「入って？」
『っ...！...』
さっきお風呂に入ったのか、
肩からタオルをかけて、まだ濡れている
髪の毛を拭きながら出てきた。
Tシャツに短パンの格好は
レッスン着とはまた違う雰囲気で。
思わず、後ずさりしてしまう。
廉「ん？はよ入り？」
『う、うん//』
部屋に入ると、目の前の大きな窓から
東京の夜景が一望出来る。
『え！すごい！！！』
私は窓に駆け寄り、外の景色に見入る。
廉「そやろ？電気消したらもっとキレイやで？」
永瀬廉が電気を消すと、
外の景色が宝石のように輝き出した。
『うわぁ....すごい.....』
廉「ははっ！ここに住んでて初めてよかったと思うわぁ。」
永瀬廉が私の横に並ぶ。
『本当にキレイ...』
廉「住んでたら、慣れすぎてちゃんと見てへんやったけど、やっぱキレイやな〜」
こんなにキレイな景色。
今まで生きてきて初めて見た。
お母さんやおばあちゃんにも
見せてあげたかったな.......
廉「え？なんで泣いてるん？」
『え？』
頬に手をやると、涙で濡れた。
廉「.....大丈夫？」
永瀬廉が私の頬に優しく触れる
『う、うん.....///』
廉「なぁ......」
『ん？//』
廉「抱きしめてもえぇ？」
『え、///』
廉「やっぱ抱きしめさせて。」
くいっと引っ張られて、
私は永瀬廉の腕の中へ
廉「ちょっとだけ......」
『うん....////』
廉「...会いたかったぁ....」
『...うん..//』
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なでしこ(プロフ) - 続きが気になります！！いつもありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年3月29日 22時) (
レス) id: 8206e2a497 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 初めまして。タイトルに惹かれ一気に読ませていただきました。お話しとわかりつつも、あったらいいなぁと。非現実を楽しませていただいてます。更新楽しみにしています。 (2020年3月16日 6時) (レス) id: faefb0960a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年3月15日 23時
