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『私は、特別可愛いわけでも、取り柄もなくて.......』
『........先輩には、もっとふさわしい人がいるって思うから......』
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すると、突然、黙って聞いていた
海人が私の腕を強引に掴んで
立ち止まらせた。
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『な、なに！？』
海人「今のAは、嫌いだ。」
『え....』
海人「結局、何も分かってないじゃん！！」
『........だって、仕方ないじゃん！！！LINEだって返ってこないし、そんなの、もう関わりたくないからに決まってんじゃん！！』
きっと、私は、初めて海人に
強く言い返した。
そんな私に、一瞬びっくりしたように、
目を開いた海人。
けど、すぐに険しい顔になって、
海人「.......じゃぁさ....Aは一度でも先輩に会いに行ったの.....？」
『え...』
海人「LINEが返ってこなかった。」
海人「じゃぁ、電話は？」
『それは.....』
海人「それは？」
『.....先輩も電話してこないし、会いにも「また先輩のせい？」
海人は、私の言葉を遮った。
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海人「先輩からくるわけないじゃん！！」
海人「あんな風に断られて、ましてや、待ってるってAに伝えたのに、連絡したくても出来ないことくらい分かんないの？」
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『っ......』
海人「それは勝手すぎるでしょ」
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海人の言うとおりだ......
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私、自分からは何もしなかった。
会えるなら、先輩がくるだろう。
連絡するなら、先輩がしてくるだろう。
先輩も会いに来ないから、
私も会いに行かない。
先輩が連絡してこないから、
私も連絡しない。
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あの日、海人がアドバイス
してくれたのに、結局私は、
自分のことばかり考えてた....
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海人「..........今、Aがすべきことはなに....？」
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海人の言葉に、私は、
ふたりに、『ありがとうっ！！』と
伝え、走って家に帰り、引き出しから
小さな袋を持って、また学校へと
走り出した。
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先輩がいるかなんて関係ない。
学校にいなくなって、
絶対探してみせる。
そして、
自分の気持ちをちゃんと、
先輩の目を見て、
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言葉で伝えよう
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ゆいりちゃん(プロフ) - Mayuさん» 愛して下さり、ありがとうございます。とても嬉しく思います！ (2020年10月1日 20時) (
レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - このお話、本当に最高で、一気に最後まで読めました！この作品、本当に大好きになりました！！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆいりちゃん(プロフ) - しおりさん» ご指摘、ありがとうございました！ (2020年10月1日 9時) (レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - リンク押したらシーグラスの１話？に飛びましたよ。 (2020年10月1日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ゆいりちゃんさん» 次の作品も楽しみにしてます。笑 (2020年9月30日 21時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年9月25日 11時
