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海人「自分のことばっかりじゃなくて、先輩だったら、どう思うかな。って考えるの」
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『.......先輩だったら.....』
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海人「そう。.....そしたら、きっと、Aならどうすればいいのか。.....答えが出せるはずだよ。」
そういうと海人は、私の頭を
優しく撫でてくれた。
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海人「あ。けど、自分の不安な気持ちは、ちゃんと伝えたほうがいいよ」
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自分の部屋に戻り、ベットに寝転んだ。
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『はぁ.........』
恋愛って、本当難しい......
お互いの気持ちが通じ合えば、
それがゴールじゃなくて、
そこからがスタート.......
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.........不安な気持ち....か......
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私は、勇気を出して、
先輩にLINEを打った。
A今日は、すみませんでした........明日、お時間ありますか....?
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けれど、いくら待っても
LINEが既読になることはなかった。
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そして、季節は巡り、3月。
今日は、３年生の卒業式。
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あれから、先輩とは一切連絡を
取っていない。
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既読にならないLINEに、
どんな顔をして合えばいいのかも
分からず、学校で見かけても、
先輩にバレないように逃げてきた。
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周りの生徒たちからは、
別れたんだ。とか、自然消滅。とか
散々言われた。
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でも、そんな生活も今日で最後。
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卒業式で、久しぶりに見た先輩は、
少し痩せたように見えた。
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私は、心の中で、
おめでとうございます。と呟いた。
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そして、放課後。
3人で学校を出た。
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ハノ「ねぇ、A？」
『ん？』
ハノ「先輩のこと......本当にいいの？」
『なにが？』
ハノ「このまま、......一生サヨナラでいいの？」
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『いいのっていうか......』
『元々、私と先輩は釣り合わなかったんだよ』
ハノ「なんでそう思うの？」
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ゆいりちゃん(プロフ) - Mayuさん» 愛して下さり、ありがとうございます。とても嬉しく思います！ (2020年10月1日 20時) (
レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - このお話、本当に最高で、一気に最後まで読めました！この作品、本当に大好きになりました！！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆいりちゃん(プロフ) - しおりさん» ご指摘、ありがとうございました！ (2020年10月1日 9時) (レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - リンク押したらシーグラスの１話？に飛びましたよ。 (2020年10月1日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ゆいりちゃんさん» 次の作品も楽しみにしてます。笑 (2020年9月30日 21時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年9月25日 11時
