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『いろんなことを、先輩のせいにして、自分で考えることから、逃げて.....』
『今回のことも、LINEが返ってこないから、もういいやって......』
廉「え？LINE？」
先輩の言葉を、無視して、
私は話を続けた。
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『........私.....先輩が言う一言一言に、嫉妬してました.....』
『私は、全部先輩が初めてなのに、先輩はそうじゃない......』
『過去のことは、私には関係ないって思いたいのに、嫌だって思う自分がいて........』
『こんな気持ちを抱いてるってことも、先輩には知られなくなくて、強がって.......』
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『でも。』
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『私、やっぱり先輩が好きです。』
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『誰か。じゃなく、永瀬廉って言う一人の人間が大好きです。』
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『.........もうだめかもしれないけど......』
『........もう一度、彼女にしてくれませんか.......？』
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長い沈黙が続き、
あぁ......やっぱりもうだめかなって、
諦めかけていたとき、
先輩が私の手をほどき、くるっと
こっちを向くと、
私をギューっと抱きしめた。
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『え....////』
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廉「........おっそいわ.......」
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廉「Aちゃんが俺の言葉に嫉妬しとるとか、そんなんめっちゃ可愛いやん......」
廉「俺ばっかりが好きなんやって思ってたのに、そんなに考えてくれとるなんて、思わんかった....」
廉「彼女にして。って、俺、別れたつもりなんてなかったんやけど.......」
『っ...////』
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廉「しかも、LINEってなんなん？」
『.........水族館に行った日に送ったんですけど......』
廉「そんなん、来てへんよ？」
『え...？』
先輩は、私を離し、ゴソゴソと
かばんからスマホを取り出し、
私とのLINEトークを開いた。
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廉「......ほら。来てへんやろ？」
『.......ほんとだ......』
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え....
じゃぁこの会わない、話さない
時間ってなんだったんだろ........
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廉「まぁけど、なんでもえぇねん。」
廉「今、こうして、ここにAちゃんがおるんやから。」
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久しぶりに見る先輩の笑顔に
涙が出そうになるのを必死に押さえる。
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ゆいりちゃん(プロフ) - Mayuさん» 愛して下さり、ありがとうございます。とても嬉しく思います！ (2020年10月1日 20時) (
レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - このお話、本当に最高で、一気に最後まで読めました！この作品、本当に大好きになりました！！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆいりちゃん(プロフ) - しおりさん» ご指摘、ありがとうございました！ (2020年10月1日 9時) (レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - リンク押したらシーグラスの１話？に飛びましたよ。 (2020年10月1日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ゆいりちゃんさん» 次の作品も楽しみにしてます。笑 (2020年9月30日 21時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年9月25日 11時
