シーグラス (ページ41)

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★41　廉Side ページ41

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廉Side

失礼します。と保健室に入ってきたのは

Aちゃんといつも一緒にいる

ハノちゃんだ。

ハノ「あ、永瀬先輩。A居ますか？」

「え？Aちゃんは、来てへんよ？」

ハノ「あれ？さっき、保健室に行くって連絡あったんで、来たんですけど......」

ハノ「連絡してみます。ありがとうございました」

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Aちゃん

ほんまに保健室に来たんやとしたら......

ま、待って。と、出ていこうとする

ハノちゃんを引き止めた

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「もしかしたら、Aちゃん、勘違いしてるかもしれへん」

ハノ「え？」

「俺、保健委員の委員長やねん。」

ハノ「永瀬先輩がですか？」

「そやねん。見えへんやろ？」

ハノちゃんは、首を大きく上下に動かした

「んはは。まぁ、せやから、体調悪い生徒を連れてきたり、手当したりしてんねん。」

ハノ「それが、Aがここにいない理由ですか？」

「いや、わからへんけど....さっきな？同じクラスの女子が、体育でコケて膝擦りむいて、その傷消毒しててん。」

「けど、その会話。扉の外で聞いたら、あっち系の会話に聞こえるらしいねん。」

ハノ「あっち系とは......恥ずかしい方ですか？」

「うん。一度、先生がすんごい剣幕で入ってきたことあってん。笑」

「せやなら、もしかしたら、Aちゃん、扉の外でその会話聞いたんかも知らへん」

ハノ「.......で、永瀬先輩が何かシテると思ったってことですか？」

「うん。」

ハノ「確かに、A、勘違いするとこあるんで、そうかもしれないですね....」

ハノ「A、どこにいるか連絡してみますね」

ハノちゃんは、スマホをTapして

耳に当てた。

ハノ「.....A？どこにいるの？.....え？そうなの！？.....うんわかった.......わかったよ////」

ハノちゃんは、スマホを耳から離し、

ポケットに入れた。

「なんやって？」

ハノ「なんか、平野先輩といるって」

「はぁ！？なんで？」

ハノ「私も、詳しくはわからないですけど......カバンは保健室に運んでてほしいって。なんか放課後、先生からお願いされてることがあるとかなんとか。」

お願いされてること？

なんやろ。まぁとりあえず、保健室に

戻ってくるみたいやし.....

にしても、紫耀、あいつほんま

何考えてんねん....

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