シーグラス (ページ5)

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ご飯、お風呂を済ませて

自分の部屋のベッドに寝転んだ。

『.........叶わぬ恋.....か.....』

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.......わかってた。

先輩の周りには可愛い子がたくさんで、

近くにも行ったことのない私は、

恋人候補.....

いや、友達候補にも上がることもなく。

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ただ、周りの風景としての一人。

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『........でも近づく勇気もない私.....』

はぁ......と大きくため息をついて、

目を閉じた。

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次の日

エレベーターに乗り込み、11階へ

扉が開くとハノが待っている。

『ハノおはよっ』

ハノ「A、海人、おはよ」

海人「おはよ〜！」

3人で学校へ向かう。

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「廉先輩っ！おはようございます！！」

「紫耀先輩っ！今日もかっこいいですね！」

門をくぐると、今日もたくさんの

女の子たちが先輩たちを囲んで歩いてる。

ハノ「うわ。毎日毎日飽きないね〜」

海人「本当....」

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今日の先輩もカッコいい。

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ハノ「A？置いてくよ？」

『え？う、うん！』

走ってハノたちを追いかけた。

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海人「何、見とれちゃってんの？」

ニヤニヤしながら私を見る。

『うるさいな〜』

ハノ「あれ？A、海人に、話したの？」

『まぁね〜』

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海人の教室の方が先にある。

海人「じゃぁまた後でね〜」

『は〜い』

ハノ「今日も頑張ろ〜」

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