シーグラス (ページ36)

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私の右隣にハノ、左隣に海人が座り、

海人の前に平野先輩。

私の前に先輩が座っている。

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廉「カレー食べて見て？めっちゃ美味しいよ」

『は、はい///頂きます。』

スプーンですくって、一口食べる。

『.........おいし...』

私の反応に、せやろ！と

自慢げに笑う先輩。

そして、先輩もカレーを食べだした。

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目の前で、先輩が食べてる....///

私はというと、緊張しすぎて

まともにカレーを食べれない。

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紫耀「なぁ、廉？」

廉「ん？」

紫耀「俺も、Aちゃんの前に座りたい！」

廉「はぁ？なんでやねん」

紫耀「いいじゃん！ね？」

先輩は、しゃーないなー。と

席を一つずれて、平野先輩が

私の前に座った。

そして、私を見てウインクをした。

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平野先輩....

もしかして、

私がカレーを食べてないことに気づいて、

先輩を一つ隣にしてくれたのかな？

..........あとでお礼言わなきゃ。

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平野先輩のおかげで、

美味しくカレーを食べることができた。

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先輩たちは、次の授業の準備で

早めに行かないといけないみたいで

食べ終わると、食器を下げるため

立ち上がった。

廉「ほな、またね！」

『はい///』

私は、あるき出した先輩に

気づかれないように、目の前にいる

平野先輩の手をトントンと叩いた。

紫耀「ん？」

『あの......ありがとうございました...///』

最初、なんのことか分かってない

様子だったけど、すぐに理解したようで

紫耀「全然！でも、今度お礼してもらおっかな」

なんて笑った。

『私にできることなら....///』

紫耀「考えとく！」

平野先輩が答えると、遠くから

先輩が呼ぶ声がして、またね！と

早足で行ってしまった。

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海人「なに、今のありがとうございます」

『......ナイショ』

海人「なにそれ。笑」

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「「ごちそうさまでした」」』

ハノ「美味しかったね〜」

『うん』

海人「俺も、明日、カレー食べてみよ〜！」

みんなで食器を返して、食堂を出た。

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「高橋さん」

『え？』

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