シーグラス (ページ35)

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昼休み

海人がいつものように迎えに来て、

ちらっとハノを見ると、頬を赤らめて

〈女の子〉の顔をしているハノを見て、

二人が幸せになってくれたらいいな。

心からそう思った。

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食堂に行くと、

廉「あ。Aちゃん、こっちやで〜」

先輩の声が聞こえた。

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あ....

そういえば、みんなで一緒にご飯を

食べようってことになってたんだ。

ハノと海人のことばっかり考えてて、

自分のことを忘れてた.....

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『先、買ってて？ちょっと、行ってくる』

海人「了解！」

ハノ「早く帰ってきてね？」

『分かった』

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先輩たちの近くに行く。

廉「Aちゃん、何にするん？」

今日、初めて見た先輩は、

いつものように、カッコよくて。

『か、考え中です...////』

廉「カレーオススメやで？」

紫耀「Aちゃん？廉は、カレーしか食べないの。それ以外のメニューは、食べたことないから、当てにしちゃだめだよ？」

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そうなんだ。

先輩、カレー好きなんだ.....

『.......カレー...食べてみようかな...』

先輩の彼女になれないとしても、

少しでも、先輩に近づきたい。

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廉「お！ホンマ？食べて見て？ホンマ、美味しいねんで？」

嬉しそうに言う先輩に、はい。と

返事をして、ハノ達の所へ戻り、

カレーを注文した。

ハノ「カレーなんて、初めてじゃない？」

『うん。先輩にオススメさせたから』

海人「お。諦めてないじゃん」

ハノ「え？なんのこと？」

何も知らないハノが不思議そうな顔。

『あぁ....あとで話すね』

ハノ「わかった」

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おぼんに、美味しそうなカレーが

乗せられた。

私たちは、おぼんを持ち、

先輩たちの元へ行き、同じ机に座った。

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