シーグラス (ページ34)

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次の日

朝は、いつもどおり3人で登校をした。

けど、なんとなく海人とハノの

いつもとは違う空気感を感じてて、

海人と別れて、教室に入ってすぐに

『ねぇ！ハノ？』

ハノ「ん〜？」

『なんか、私に隠してることあるでしょ？』

なんて、問い詰めた。

するとハノは、少し頬を赤らめて

ハノ「......話聞いてくれる？」

私は、今まで見たことがない

ハノの雰囲気にびっくりしながらも、

首を大きく上下に動かした。

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ハノの席に行き、机を持って、

しゃがみ込む。

『で、どうしたの？』

ハノ「.........昨日、海人と二人で帰ったんだけど.....」

ハノ「海人がね.......「幼馴染より、私のこと知りたい」って言ったの....」

海人から聞いてたけど、

冷静に、『うん。』と返信をする。

ハノ「..........なんか、ドキッてしたんだよね....」

そういうと、恥ずかしそうに手で

顔を隠した。

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..........これは、

恋の始まりなんじゃないの！？

海人の恋が動き出すかもしれない！

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『海人のこと、男として見たことある....？』

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ハノ「......ずっと.....弟？みたいな感覚だったんだけど.......」

ハノ「......最近は、少しドキドキしてる自分がいる......かも......」

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今すぐにでも、海人に伝えたいっ！！

今がチャンスだぞっ！って。

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けど........

二人が、自分自身で、気持ちに気づいて

幸せになってほしい....

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ほんの少しだけ。

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ほんの少しだけ。

二人の背中を押してもいいよね...？

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『ねぇ、ハノ？』

ハノ「ん〜？」

『そういえばさ、私、今日と明日、放課後に、保健室の先生に用事頼まれててさ。だから、二人で帰ってくれる？』

ハノ「え！？///」

『自分の気持ち。確かめるチャンスじゃない？』

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